温泉好きが本気で選ぶ|大阪市から日帰りで行けるおすすめ温泉5選
今回の記事では、大阪から日帰りで行けるオススメ温泉をまとめたいと思います。
特に
- 泉質に満足できる温泉に行きたい
- 内装よりも湯を重視
- 大阪から行ける満足度の高い温泉(スパ銭)を見つけたい
といったお湯好きに満足していただけるラインナップで紹介していきたいと思います。大阪住みの方の週末の予定づくりの参考になれば、幸いです。
※ちなみに今回の記事では、大阪市を起点として日帰りを想定しました。参考にしてください。
1、有馬温泉「金の湯」
まず、最初に紹介するのがこちら!兵庫の有馬温泉にある「金の湯」です。
有馬温泉は兵庫なので遠方の旅行先というイメージがあるかもしれません。でも大阪市を出発点として考えてみると
- 高速を使わなくても片道1時間以内
- 列車で片道1500円ほどで行ける
と、なかなか近く案外コスパの良い温泉地なのです。
私が有馬温泉の日帰り入浴でおすすめするのは公共浴場の「金の湯」の日帰り温泉です。
此処のお湯は、湯の温度が入浴に最適でいつまでも入っていたいと思える温泉でした。
ちなみに「金の湯」というのは有馬温泉の特徴である
- 含鉄-ナトリウム-塩化物強塩高温泉(濁った茶色の湯)
を指しています。
この種の温泉は、ちょびっと舐めると塩辛いのが特徴になります。
超温泉好きなら「上大坊」の日帰り入浴
さらに「有馬温泉で最高に強烈な茶色の温泉に入りたい」と密かな欲望をいだいている方には、「上大坊」という宿の日帰り入浴がおすすめです。
こちらの温泉では、近くにある天神泉源から直送の、超高濃度な金の湯を堪能することができます。
その色は、赤褐色というよりもはやどす黒コーヒー色…!!!
見た目のインパクトが強烈で、非常に衝撃を受けましたが、えいと浸かってみると、体の芯から解れていくような何とも心地よい快楽を味わうことができました。
- 温泉は見た目じゃなくて、湯がすべて!
という温泉好きの方はぜひ一度足を運んでほしいです。
有馬温泉に関しては「有馬温泉の4つの温泉を一日で湯めぐりした感想」という記事で詳しいレビューも書いていますので、合わせてご参照ください。
2、宝塚のつかしん温泉「湯の華廊」
次にお勧めするのは、宝塚にある「つかしん温泉 湯の華廊」という施設です。
こちらは、いわゆる
- スーパー銭湯(銭湯と健康ランドの中間的存在=以下スパ銭)
に位置する施設になります。
このスパ銭の魅力は
- 関西最大級(施設面積/2,701㎡)の広さを誇るスーパー銭湯
- 源泉掛け流し露天岩風呂・源泉壷湯あり
- 有馬に行かなくても高濃度のナトリウム-塩化物温泉を堪能できる
という点です。
町中で気軽に温泉地並みの湯に浸かれる、稀なスパ銭だと思います。個人的にお勧めなのは、源泉かけ流しの壺湯ですね。
さらにこのスパ銭の凄い点は、脱衣所(女湯)にあるドライヤーが全部パナソニックのナノケアドライヤーだった点です。
これは地味に凄いと思います。
私も普段自宅で使っている種のものなのですが、温泉地ではコイン式の有料でしか見かけることがありませんでした。
男性はピンと来ないかもしれませんが、全機ナノケアというのは素晴らしいサービスだなと感動するものがあります。
奥さんや恋人と訪れる際は、地味に喜ばれるかもしれませんので、宜しければスパ銭選びの参考にしてください。
なお欠点を挙げるなら、人気のスパ銭なので混雑が予想されるということでしょうか。夕方の早めの時間に足を運ぶとよいかもしれませんね。
3、鶴見緑地「鶴見緑地湯元水春」
次に紹介するのは、大阪のおすすめのスパ銭「鶴見緑地湯元水春」です。
此処の温泉の強みは
- 13種類のお風呂や岩盤浴がある
- 1万冊のコミックが読み放題
- 地下鉄鶴見緑地線「鶴見緑地駅」から徒歩2分で行ける
- 深夜2時まで営業
というスパ銭としての設備の良さにあります。
さらにこれらの設備に加えて
- 源泉かけ流しの温泉がある
というのが非常に良い点だと思います。確かに泉質だけでいえば、今回紹介する中では一番物足りないもかもしれません。
けれども、駅近で漫画も読めてのんびり岩盤浴もできて食事もそこそこ美味しいことを考えれば、週末1日時間をつぶすことも十分可能なスパ銭だと思います。
温泉と合わせて、家族や友人とテーマパークとして施設そのものを楽しみたいという方には非常におすすめな大阪の日帰り温泉ですね。
ちなみにここのスパ銭は、WEBで割引チケットがある場合が多いので、チェックしてみることをお勧めします。
4、能勢の「山空海温泉」
次に紹介するのは能勢にある「山空海温泉」です。
こちらの温泉は
- 大阪では珍しい硫黄の匂いがぷんとする源泉かけ流し温泉
になります。
私も実際にバイクでお邪魔したことがあるのですが、外装はこのようなワイルドな感じになります(笑)
温泉含め、なかなか衝撃的な体験でしたので、気になる方は「女一人で「山海空温泉」にバイクで行ってきた感想 – The Cat’s Pajamas」という記事をぜひ読んでみてください。
ちなみに能勢は心地よく走れる山道が多く、ツーリングで行くのも最適だと思います。
家族や恋人と行くには不向きかもしれませんが、マニアックな温泉を探している御一人様などにお勧めです。
5、犬鳴山温泉「不動口館」
最後に紹介するのは、大阪にある犬鳴山温泉の「不動口館」の日帰り温泉です。
個人的に日帰り入浴の満足度が超高いイチオシ温泉です。
犬鳴山温泉は、先ほど紹介した有馬温泉や宝塚の「つかしん温泉 湯の華廊」のような赤褐色で塩辛いナトリウム-塩化物泉ではなく
- ナトリウム – 炭酸水素塩泉(つるつるヌルヌルの通称「美人の湯」)
なのが特徴的です。
- 日帰り入浴850円
というお値段なのですが、アメニティもばっちりでお風呂の雰囲気も大変良いです。緑いっぱいの景色に心も満たされます。
恋人とのデートや夫婦の特別な日のお祝いなどに食事付きで利用するのもアリだと思います。
(大阪にも、こんなに良い温泉があったんだなぁ…)
と感動するものがありましたので、まだ足を運んだことのない人はぜひ立ち寄ってみてほしいです。
超温泉好きの人には「山乃湯」もおすすめ
ここで「不動口館」から徒歩数分の場所にある「湯元 山乃湯」さんも紹介しておきます。
こちらは先ほど紹介した「山海空温泉」と近しい、一見廃墟で営業してるか不安になる温泉シリーズの1つといえます。
が、犬鳴山温泉の湯元になりますので泉質の面では行く価値があると思いますし、何より他にはない独特の隠れ家のような雰囲気が魅力です。
どんな温泉でもウェルカムという探求心のある方は、ぜひ合わせて訪れてみてください。
詳しい行き方やレビューは「女一人旅の犬鳴山温泉*「山乃湯」と「不動口館」の日帰り入浴感想」という記事をご覧ください。
まとめ|大阪から日帰りで行けるオススメ温泉(スパ銭)
ということで今回は大阪から日帰りで行けるオススメ温泉を紹介しました。
まとめると
- 有馬温泉「金の湯」
- 宝塚「湯の華廊」
- 鶴見緑地「鶴見緑地湯元水春」
- 伊勢「山海空温泉」
- 犬鳴山温泉「不動口館」
の5つになります。
個人的にこの中で一番のお気に入りは「不動口館」です(ナトリウム塩化物泉よりも炭酸水素塩泉が好きなのも理由の一つです)。温泉と合わせて、漫画や岩盤浴を楽しむときは「鶴見緑地温泉 水春」一択かなと思います。
何にせよ、其々の温泉に異なる良さがありまよね。
今回の記事で皆さんの目的に合った温泉があれば、ぜひ週末に足を運んでみてほしいです。
それでは、最後まで記事を読んでくださり有難うございました!
補足*大阪からおすすめの遠方温泉地
今回はゆったり日帰りということで、個人的におすすめな
- 白浜の崎の湯
- 三重の榊原温泉
- 和歌山市の花山温泉
などは除外とさせていただきました。
ただ本当に温泉好きで、大阪から泊りで温泉のために旅行する場合は、迷わず飛行機に乗り、関西圏を脱出するのが一番お勧めです。
私自身、関西出身の人間ではないこともあり、関西以外の温泉に入る機会が多い人間です。その経験からすると
これは凄い…!
と心から思うような温泉が日本には山ほどあります。
(まだまだ未体験の素晴らしい温泉がどれほどあるのかと思うと、夢が広がります)
関西の温泉をすべて入ったわけではないので、一概にはできないかもしれないのですが、正直あまり温泉が豊かな地域ではないですよね。
例えば「女一人旅の霧島温泉*大満足だった4つの日帰り温泉を紹介」で紹介した鹿児島の霧島温泉の日帰り入浴。
正直に感想を言うと、やはり今回紹介した温泉とは
格が違う
と絶句してしまうほどの強者ばかりでした。それなのに入浴料は安い!
大満足
としか言いようがなかったです。
鹿児島はLCCで大阪から安く行けますし、私も実質1泊1日の旅行でしたが、かなり充実した旅行になりました。
正直、高速バスや車、電車などで周辺県に行くより手軽です。
温泉の質も段違いですので、大阪からの温泉旅行なら、非常にお勧めです。
▲関西ではなかなか入ることのできない真っ白な硫黄泉。入浴料も大体500円とコスパが良いのも魅力です。
残念ながら、温泉の泉質の良し悪しは、どうしても地理的な特性に集約されてしまう面が大きいですよね。
鹿児島に限りませんが、もし温泉好きであれば、ぜひ思い切って関西から少し離れた温泉地に足を運んでみることをお勧めして、筆を置きたいと思います。
コメント