女性バックパッカーの宿選び!ゲストハウスを選ぶときの注意点やポイント
今回の記事では国外・国内をバックパッカー旅行するにあたって、女性が絶対に知っておきたい宿選びのポイントを、まとめてみたいと思います。
今まで多くのゲストハウスに泊まってきた経験から
- 当たりのゲストハウスを選ぶコツ
- 女性が注意しなければならないポイント
- 宿選びを失敗した経験
などを伝えていきます。
これから初めての一人旅をする方のゲストハウス選びの参考になれば幸いです。
ゲストハウス(宿)選びの最低条件
ゲストハウスを選ぶとき、国外国内問わず絶対に外せない条件があります。
それはズバリ
- 無料でwifiが使える
- 駅や空港からのアクセスが良い
- +国内ならレンタカーやバイクを置ける無料駐車場がある
- 深夜のチェックインが可能か?
という点です。
理由を順番に、確認していきましょう。
1、無料WiFiの有無
基本的に海外の多くの宿では、無料でWiFiを利用できるサービスがあります。
宿に到着後、チェックインする際にパスコードをもらい、携帯に打ち込むだけでネットが使えるのです。
「私がWiFiルーターを海外旅行に持っていかない4つの理由」という記事にも書きましたが、私は旅行先にはWiFiルーターを持っていきません。
空港でWiFiレンタルをしたり、モバイルルーターを事前に購入したりなど準備をされる方も多いと思います。
でも容量は限られていますし、できれば宿の無料WiFiをうまく利用したいものです。
ただし宿にもいろいろとあるので
- WiFiの利用は有料(制限あり)
- 通信速度が遅い
という場合もあります。
特に通信速度については、必ず利用者のレビューをチェックするといいです。
そのうえでWiFiに不備のなさそうな宿を選ぶのがおすすめです。
2、駅や空港へのアクセス
2つ目のポイントは、駅や空港までのアクセスが良いかという点です。
宿を予約する際は必ず
- 最寄りの駅は?
- 空港までの道のり(アクセス)は?
- 駅からどれくらい歩くのか?
といった点を確認します。
特に旅の初日は、長時間飛行機に乗っていて疲れていたり、慣れない土地で気持ちが高揚していたりします。
つまり宿に着くまでに迷子になるといったハプニングに見舞われると、冷静に対処できない可能性があるということです。
なので新しい街に足を踏み入れる際は
- できれば最寄駅から徒歩5分以内
- 道が比較的わかりやすい
といつた宿(ゲストハウス)を選ぶことをお勧めします。
不安な場合は、当日迷わないように
- ゲストハウス(宿)の外観写真を見ておく
- 地図のスクショを撮っておく(ネット環境なしでも見れるように)
- 紙の地図を印刷しておく
といった対処も大切です。参考にしてください。
3、深夜のチェックインは可能か?
最後に見ておきたいのは
- チェックインとチェックアウトの時間
です。
海外では何が起こるかわかりません。
例えば私の場合、パリでストライキに巻き込まれ、到着時刻が4時間遅れたことがあります。
フィリピンの国内線の飛行機が5時間も遅れ、到着が深夜になったこともありました。
想定外の事態に備え
- 飛行機の遅れやバスや列車の遅れなどによって、宿への到着が遅れてしまった場合、迅速にチェックインできる宿
を選ぶのがお勧めです。
できるだけ深夜のチェックインでも受け入れをしてくれる宿を選ぶのが良いと思います。
失敗しない宿選びの3つのポイント
以上の最低条件を踏まえたうえで、私の経験から
- 失敗しない宿選びのコツ
を紹介したいと思います。
それは
- 「Booking.com」での評価が8以上:もしくは「エクスペディア」の評価が4以上
- できれば比較的、新しい宿
- 朝ごはんの評価が高い
- 女性専用の部屋がある
- バックパッカーが第一顧客
という5つのポイントです。
これらのポイントをおさえていれば、まず宿選びに失敗することはないと思います。
以下、説明をしていきましょう。
1、口コミの点数をチェック
まず宿を選ぶときに参考にしたいのが口コミサイトです。
色々なサイトがありますが、私の場合は国内・国外問わず
のどちらかで口コミをチェックします。
例えば、私はBooking.comで
- 口コミ評価が8を下回っている場合は、予約しない
と決めています。
- 知名度が高く、登録している宿数が多い
- 1996年からサービスを始めているので、口コミ件数が豊富
という特徴が光ります。
宿の口コミをチェックするには、まず此処をチェックすれば間違いないでしょう。
日本人の口コミをチェックするメリット
英語の口コミも参考にはなりますが、やはり
- 日本人の口コミ(特に宿の清潔度)
は参考になります。
特に、宿の清潔度や騒音をチェックするうえで、非常に参考になります。
もし海外の方が◎としていても、日本人の口コミで
- シーツが汚れている
- ダニだらけ
- 部屋が汚い
といった意見があった場合は、少し考えてみた方が良いかもしれません。
2、開業して1年未満(比較的新しい)
個人的に
「これは絶対に外さないな」
と思っている宿選びのコツが
- なるべく口コミが高評価
- +新設のゲストハウス(宿)を選ぶ
という見方です。
近年では、ネットの普及により個人が旅行会社を通すことなく、リュック1つで旅に出ることが容易になりました。
この傾向に比例するように増加しているのがゲストハウス(宿)です。
なので国内・国外問わず
- 新設したばかり
- 建物が驚くほど綺麗
- 開業したばかりでオーナーさんが非常にやる気に満ちている
- まだ人気が出ていない
- =1泊当たりの値段が安い
という超狙い目なゲストハウスが多く存在します。
こういったゲストハウスの見つけ方は非常に簡単です。
Booking.comの口コミを見て
- 口コミ件数は少ないが、すべて9以上の高評価
という宿を狙うのです。
新しくできたばかりのゲストハウスは、まだ口コミ評価があまりついていないです。
けれども、口コミ評価者が非常に好意的なコメントを残していたり、高い点数をつけている場合は、まだ知られていないだけで満足度が非常に高いゲストハウスの可能性が高いです。
「台北でおすすめの駅近ゲストハウス「ミニイン」の紹介と一人旅宿探しのコツ」という記事にも書きましたが、この考え方で台湾旅行に行った際、私は非常に使い勝手の良い宿に宿泊することができました。
宜しければ参考にしてください。
必ずしも人気がある施設が良いとは限らない
宿選びで口コミを重視する場合
- 評価が高い
- 人気があるゲストハウス
を誰もが選びたがると思います。
勿論、良い宿も多いのですが、知名度が高く人気過ぎる宿は逆に
- 集客が多すぎて、部屋が混雑している
- 忙しすぎて、清掃が追い付いていない
- スタッフの対応も雑(良くも悪くも慣れている)
というハズレ宿に転じてしまっていることもありました。
もし評価が高くても
- 昔の口コミが高評価で、最近の口コミが少ない(悪い)
という宿は、あまり期待しない方が良いかもしれません。
その点、まだ開業して日が浅いゲストハウスは、口コミ高評価が新しく信ぴょう性があります。
お客の数も少なく、快適に過ごすことができるという点で非常に狙い目なのです。
宜しければ参考にしてください。
3、朝ごはんの評価が高い
次に見ておきたいのは
- 朝食の評価が高い(コスパが良い)
という点です。
海外旅行はお金のかかるものなので、出来る限り外食費の負担は減らしたいものです。
このような旅行者の助けになるのが、宿(ゲストハウス)の朝食サービスです。
- 口コミで朝食を褒めている旅行者が多い
- 朝食代が無料もしくは安い
という宿は、連泊する際は外食費を減らせます。
女性一人旅の場合は特に
- 外で一人でレストランに入るのが億劫
という場合もあると思います。
宿泊施設にダイニングがあり食事をとれると、1人で食事をする際の心理的負担が少なく、快適に旅を送ることができます。
ぜひ宿(ゲストハウス)を選ぶ際は、朝食の有無に注目してください。
4、女性旅行者専用の部屋がある
次にチェックするべきなのは
- 男女共用ではなく女性専用の部屋がある
という点です。
個室ではなく大部屋利用のゲストハウスでは、多くの場合、男女兼用と女性専用の大部屋があります。
これは非常に大切な点なのですが、女性が一人旅で宿泊する際は
- 必ず女性だけの大部屋を選ぶ
というのが大切です。
つまり男女兼用の部屋を選んではいけないということです。
男女兼用の大部屋に宿泊した経験談
以前、私はヨーロッパ旅行の際に
- 予約がギリギリで安い宿がない
- 男女兼用の大部屋だけが空いている
- 宿の口コミ評価は非常に良い
という条件で、仕方なく男女兼用の大部屋に宿泊しました。
泊まってみた感想としては
ストレスで禿げそう
でした。
(冗談ではなく、マジです)
具体的に説明すると
- プライバシーの確保ができない
- 着替えをするのが大変
- 風呂(シャワー)やトイレも共同で使いにくい
- 話し相手がいない(男性ばかりで怖い)
ちなみにヨーロッパではベッドにカーテンのような仕切りもなく、全部丸見えの作りになっています。
もう二度と何があっても男女兼用の大部屋に宿泊はしないと心から決意しました。
それから、女性の一人旅の場合は
- 異性による性犯罪
という危険が常に付きまといます。
大げさかもしれませんが、この点を絶対に軽視してはならないと思います。
ゲストハウスに宿泊する際は、妥協せず女性だけの大部屋を選んでください。
5、バックパッカーが第一顧客の宿
最後にお伝えする宿選びのコツは、特にバックパッカーとして、安宿を探している方が知っておくとよい視点です。
ズバリそれは
- あくまで、バックパッカーを第一顧客とする「安宿」を選ぶ
という点です。
これはいったいどういうことでしょうか?
あくまで私の個人的な考えなのですが、バックパッカーのために作られた安宿(ゲストハウス)というのは基本的に
- お金のない旅行者にとって非常に便利なサービスが多い
と思います。
具体的にいうと
- 朝食が驚くほど安い(無料)
- 便利な売店が併設
- チェックインとチェックアウトが手軽
- 外出も自由にできる仕組み
- ベッド使いやすい(ライトの位置、電源、小物入れなどが枕元にある)
- 共有スペース(談話室)がある
といった設備です。
お金のない旅行者にとって、サービス内容が至れり尽くせりであるように経営されているんです。
▲多くの場合、旅行者が自由に使える共同スペース(談話室)があります。ドリンク飲み放題の宿も多いです。
宿検索サイトには、たくさんの施設が登録されています。
中には
- 基本的に団体客メイン
- 少しだけバックパッカー向けの安い部屋を設けている
という宿があります。
こういった宿が
- 口コミ評価が非常に良い
- 朝食サービス◎
- 外観や内装の写真が高級そう
という条件が付いてくると、なんだか良いなと考えて、予約したくなります。
けれども「パックパッカー」として利用すると、こういった宿の満足度は案外低かったりするんですよね。
安部屋をメインではなく「サブ」として経営している宿の第一顧客はあくまで
- 沢山お金を払ってくれる羽振りの良い旅行者
になります。
そのため
- 朝食は有料(高い)
- WiFiは有料
- 自炊用の台所ない
- 便利な売店がない(あっても高い)
- 外出が気軽にしにくい
- ベッドの内装がバックパッカー向けではない(コンセントの位置、天井の高さ、スペースの広さ、使い勝手が非常に悪い)
などバックパッカーの視点だと、少し残念な宿になってしまうことが多々あります。
確かに、口コミは良いかもしれません。
でもその口コミは実はよく見ると、大部屋宿泊のバックパッカーのものではなく、個室に宿泊した団体客の口コミだったりします。
宿泊施設は、旅のスタンスによって相性があります。
もしあなたが
- 何カ国か巡りたい
- 旅の費用を浮かせたい
- 同じ一人旅の人と交流したい
という気持ちを持っているのであれば、第一にバックパッカーを第一顧客とし、彼らからの支持が厚い宿泊施設を選ぶように心がけることをおすすめします。
ゲストハウス(宿)予約の流れ
以上、宿選びのコツを踏まえたうえで、自分で宿泊施設を予約するまでの流れも確認しておきましょう。
まず旅に出ると決めたら
- 飛行機のチケットを予約
- 初日の宿を予約
を最低限行わなければなりません。
宿は最低でも初日(~後3日ほど)予約しておきましょう。
「折角の旅だから当日、現地で宿を探そう」
と粋なことを考える旅行者もいるかもしれませんが旅の初日は環境が変わり、地理を把握するのが困難です。
長時間の移動で疲れている可能性も高く、トラブルに巻き込まれやすいです。
そのため初日は必ず宿の予約をして
- 空港から宿に行く道のりも必ず確認
- できれば宿の外観写真も見ておく
- 地図のスクショやプリントを行い、オフラインでも確認できるように準備
するのがおすすめです。
便利な宿検索サイト
個人的におすすめなのは
のホテル予約です。
- セールが多く海外のホテルが安く予約できる
という大きな魅力があります。
ちなみに「Booking.com」は
- 国内国外問わず、宿の登録件数が多く、予約も手軽
- 使い勝手は抜群
- アプリで宿の予約を管理できるのも◎
と、使い勝手の良さでは群を抜いていると思います。
しかし
- 割引や特典サービスが少ない
という欠点もあるのです。
もし旅行先が決まっていて、同じ宿に連泊する場合は、一度「expedia(エクスペディア)」で候補地を検索し、お得な割引情報がないかチェックすると、旅の費用が万単位で安くなるかもしれません。
▲試しにパリで大人1名1泊で検索した画像です。かなり値引きされていることがわかると思います。海外旅行でしたら、国内旅行会社を利用するより、海外の検索サイトで自力でホテル予約した方が安いと思います。
ぜひ参考にしてください。
もう一つおすすめなのは「
こちらは他検索サイトとの差別化を図るために
- 10泊予約すると、それまで予約した宿の平均料金額分1泊無料になる
という特典サービスを行っています。
セールも豊富ですし、上手く活用すれば、旅の費用を浮かせるかもしれません。ぜひ参考にしてください。
まとめ|女一人旅の宿選びのポイントとは?
ということで女性のバックパッカーが宿を選ぶときに最低限見ておきたいポイントは
- 無料でwifiが使えること
- 駅や空港からのアクセスが良いこと(国内ならレンタカーやバイクを置ける無料駐車場があること)
- 深夜のチェックインが可能か?
の3点です。
さらに個人的な経験からゲストハウス選びのコツをまとめると
- 口コミが高評価
- できれば開業してから1年未満(比較的新しい)
- 朝ごはんの評価が高い
- 女性専用の部屋がある
- バックパッカーが第一顧客の宿
といった視点を大切にするとよいという内容でした。
私見もありますが、参考にしてもらえれば幸いです。
ゲストハウス宿泊は
- 一人旅の楽しみの1つ
です。
新しい人との出会いがあったり、自由を満喫しやすい環境を作りやすいです。
現在、国内でも非常に多くのゲストハウスが存在します。
女性が喜びそうな内装のゲストハウスも多いです。
ぜひ旅の満足度が高まる、素敵な宿を見つけてみてくださいね。
それでは、この記事が少しでも、皆さんの宿選びの参考になれば、幸いです。
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