独学のススメ*フランス語をゼロから学んで1か月で仏検4級に合格した勉強法
今回は、私がフランス語を独学で勉強し
- 1か月で仏検4級に合格したときの勉強法
をまとめてみます。
- フランス語に興味があるが、学ぶ機会を逃してしまった
- ゼロからフランス語を学びたいけど、何をしたら良いかわからない
という人は、結構いるはず!
また
- 独学で仏検4級合格を目指している
という方も、ぜひ参考にしてくださいね。
1、私がフランス語を独学で勉強し始めた理由
私が大学時代、最も熱中しハマったもの。
それは映画鑑賞でした。
特に大好きだったのがフランス映画です。
トリュフォー、ロメール、カラックスなど私の好きな映画監督を多く輩出している映画大国フランス。
映画を見ながら「フランス語、素敵♡」とうっとりしていた私。
悲しいことに
大学入学時に決めた第二言語は
スペイン語
でした。
スペイン人教師ハビエルにいつも
「コラ、寝チャ、ダメヨ!」
と名指しで注意されていた私。
不貞寝をしながらフランス語にすればよかったと愚痴をこぼしていた日々が続いていた十代。
それならいっそ独学で勉強しよ、うとようやく思い立ちます。
当時は大学生ということで時間が余っており、一か月集中して勉強を行い、見事フランス語4級を取得することができました。
2、独学初心者はフランス語検定(仏検)4級を目標にすると◎
さて、フランス語は全くの初心者。
何もわからないまま勉強するのも大変なので、まずは勉強を始める前に、目標を定めることが大切と考え
- フランス語検定(仏検)4級の取得を目指そう
と決めました。
個人的な見解を述べると、語学検定における4級というのは、全くの初心者が独学で語学を取得する際、目標にすべき指針として、とても良いレベルと感じています。
5級ではなく4級を目標にすることで、勉強のハードルを上げることができます。
また、案外に簡単に取得することができるので、その後の勉強に対するモチベーションを上げることができます。
3級は、短期間の独学者がいきなりとるのには、ハードルが高すぎます。
でも、4級ならば足掛かりにしようと思えるのです。
この目標設定は、自分のモチベーションと勉強の方向性を決めるのにとても役立ちました。
3、ゼロからフランス語を学んだ方法
さて、ここからが本題。
- 全くの初心者がフランス語を学ぶためにはどうしたらよいのか?
私、考えました。
お金があったら語学学校という選択肢もあるのですが、貧乏学生にはとてもじゃないけど無理。
ということで最初に取った行動。
大学1年生が学んでいる必修の授業に潜り込みました。
きゃぴきゃぴの大学生と一緒にゼロから学ぶフランス語!
なんだか初心を思い出すな♡
と思いながら、発音の練習スタート!
その結果、どうなったかと言いますと、
2回授業に出ただけで行くのやめた
当然ですよね?
だって
大学生(文系)ってそんなもんじゃないですか?
もともとの怠惰な性格が災いになり既に腐れ大学生と化していた私は
「初心それ何おいしいの?」状態
そもそも履修していない大学一年生の授業のために朝起きて学校に行けるはずがない。
ここで
「あかんあかんあかんあかん」
と立ち止まる。
そもそも超マイペース集中型の自分が、皆に合わせてのんびりと授業を受けながら語学が学べるわけがないと気づき、大学生協に参考書を買いに行きました。
そこで出会ったのが、この本。
です。
正直、今回の記事はこの本を紹介したいがために書いているのだというくらい私はお世話になりました。
何が良いかってとにかく
薄い!
簡単!
楽しい!
無敵三拍子
この本がなかったら早々と独学を挫折し、絶対フランス語検定など受かることもできなかったと思います。
4、参考書に付いている音声をフル活用し、発音を覚える
『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!(CD付・改訂版)』に出会った瞬間
「これならいけるかも」と直感。
まずは
- 付属CDを何度も聞き、フランス語を発音を覚えること
から始めました。
この本の最初に「4ページでわかっちゃう、フラ語・発音のルール」という0章があります。
このページのCDを聞きながら、おそらく100回くらいは発音の練習を一人で繰り返しました。
というのも自分が英語を学んでいて、受験生の時に発音の勉強を全くしていなかったことを後悔していたからです。
語学は何よりまず音から学ばなければいけないと思い始めていたこともあり、フランス語を学ぶ際は、音声を聞くことをとても大切にしました。
それから2日~3日ほどで第7章の「前置詞と定冠詞の縮約」までを徹底して、学びました。
問題は、そのあとに控えている動詞の活用になります。
ここで思いついたのが
- 受験生の時にとても活躍していた緑の目隠しマーカーペン(百均で買えます)
を利用した暗記法です。
覚えなければいけない活用部分に線を引き、ひたすら暗記しました。
音声を聞きながら、何度も繰り返しました。
出てくる単語も逃さず覚える。
CDも擦り切れるまで聞く。
何度も同じページを読む。
そして、活用の暗記。
私は仏検を受けるまでの1か月、ただひたすらこの本をやりこむことだけに集中しました。
そしてこれだけのことで、仏検4級をゲットすることが…
できるわけない
申し込みも終わり、検定1週間前になって初めて仏検4級の問題を覗き見た私。
瞬時に
無理や、絶対落ちる
と直感して、ここで買い足したのが、仏検4級の対策本でした。
というのも『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!(CD付・改訂版)』は初心者が独学でフランス語を始めるのに凄く良い参考書なんです。
が、演習量が少ないんです。
のっている単語も、表現も圧倒的に少ないので
- 基礎を知るにはよい
です。
けれど、試験対策として応用できるものではなかったんです。
このときは焦り、わけもわからず4級レベルの対策本を買いあさってしまいました。
ただ検定までの間に使ったのは
の一冊だけでした。
この本は試験に出るピンポイントだけを的確にまとめており、無駄のない仏検対策勉強ができます。
自分の体験談も踏まえて、最短で受かりたい人には、絶対にお勧めできると思います。
そこからは仏検4級合格向けの勉強という感じで、1週間ひたすらにこの問題集を解きまくりました。
当時は学生で本当に時間だけはあったので、一日中勉強していたと思います。
5、見事、フランス語(仏語)検定4級に合格
こうして社会人には到底無理な超ハードスケジュールを実行し、本番を迎えた腐れ大学生。
見事、4級に合格することができたのでした
(ぱちぱちぱち♡)
その後、私のフランス語学習はどうなったかというと…!
皆さんのお察し通り
盛大に怠けています
簡単に人間は変わらないですね。
今年こそ勉強を再開させて3級合格するぞ!
フランス語を独学で学ぶのは、時間がないと少し大変かもしれません。
ただ社会人でも1日1時間と決めて、仏検4級なら3か月~半年の期間でとれるのではないかと思います。
今まで記号にしか見えなかった文字に、意味が宿るというのはなかなか感動的です。
新しい言語を学ぶのは、非常にワクワクします。
ということで興味がある人は趣味を増やすつもりで、ぜひ取り組んでみてください!
ただ最初は参考書選びに失敗したという事実もありますので、ご注意ください。
キクタンは正直、おすすめできないかな。
オンラインのフランス語学校も下の記事にまとめていますので、自分に合った勉強法を見つけるための参考にしてください。
それでは、最後まで読んでくださり有難うございました♡
【後日談】独学でフランス語を勉強!仏検4級合格した後…
その後、フランスにひとり旅に出かけました!
旅行中は英語ばかりでしたが、フランス語を全く知らないのと、少し知っているというのは違うとも感じました。
旅行前にさくっと4級だけ取得するというのもありかもしれません。
旅行で絶対に使えるフランス語もまとめているので、旅の参考にしてください。
※さらに後日談
その後、仏検3級も無事合格しました!
オススメの参考書も紹介していますので、4級と合わせて受験する方など、宜しければ参考にしてくださいね!
コメント
コメント一覧 (2件)
初めまして フランス語を勉強したく勉強方法を検索していましたらこちらのブログを見つけました。具体的にどの参考書を使用しどのように勉強したらいいかがわかりとても参考になりました!
楽勝!仏検4級合格講座も購入しようと思ったのですが、新品だと5級しかなく発刊されているのが少し前になっています。他におすすめの演習用はありますでしょうか
ご教示いただけましたら幸いです
かわみーさん
コメントありがとうございます。
しばらくブログから離れていて、気づくのが遅くなってしまいました(返信が遅れてしまって心苦しいです)
仏検4級合格講座、確かに今買うのは厳しいですね。
4級ではないのですが、3級取得時には「教えて仏検先生」というシリーズにお世話になりました。
要点をおさえている本としては、使いやすい1冊だと思います(ただ4級は使っていないので何とも言い難い…)
「傾向と対策」というシリーズも4級は買いましたが、ちょっとボリュームが多かったです。
ただしっかりとフランス語を学びたい学習者には、ぴったりだと思います。
今更という感じの返信になってしまいましたが、よろしければ参考にしてください。