円ではなく「現地通貨」が正解!海外旅行でクレジットカード決済の注意点
今回の記事では
- 海外でクレジットカードを利用するときの注意点
をまとめたいと思います。
大げさではなくとても大切なことなので、これから海外旅行に出かける人や、旅慣れていない方はぜひ参考にしてくださいね。
円と現地通貨どっちで決済する?
まず最初に知っておきたいのは
- 円と現地通貨、どっちで決済するか?
という問題です。
これは海外旅行経験者なら、一度は経験したことがあると思うのですが支払いの際に
- 「円にする?ユーロにする?」
といった具合に、選択を委ねられることが多々あります。
私自身最初は、別にどっちでもよいのかな~と思っていたので、気分によって円にしたり現地通貨にしたりしていました。
ところがどっこい!
実はこれ
現地通貨
が正解なんです、というか現地通貨を絶対に選んでください!
日本円を選択すると、思っていた以上に請求額が高くなってしまう危険性があります。
それはいったい何故なのか?
きっと知らない人も多いと思いますので以下、その理由を説明していきましょう。
カード決済で現地通貨を選択した場合、どうなる?
まず海外で日本のクレジットカードを利用するときに
- 現地通貨を選択したらどうなるのか?
簡単にまとめてみます。
順に
- 現地通貨で決済を選ぶ
- カード会社にデータが届く
- 処理した日の交換レートが適用される
という流れで、決済が完了します。
このとき支払いは
- カード会社が国際ブランドの基準レートを元に手数料を上乗せし、日本円に換算
します。
カード会社によって手数料の違いは多少あるものの、明確な基準があるんです。
また後日、きちんと明細を見ればどれくらいの為替レートなのか確認することもできます。
カード決済で円を選択した場合、どうなる?
では
- 円を選択したらどうなるのか?
簡単にまとめると
- 円で決済を選ぶ
- そのお店の決めてるレートが採用される
- 支払処理がされる
という流れです。
その場で、すぐに日本円で支払金額を確認できるので一見、とても良い気がします。
「円」って響きになんだか安心感を覚える旅行者も多いことでしょう。
だが、しかし…
このとき支払いは、現地通貨を選んだ時とは異なり
- お店の決めてるレートで手数料を上乗せし、日本円に換算される
んです。
そのためこの手数料が、お店によっては数10%も上乗せされていた…なんていう声もあるんですよ、まあそれって
完全にボッタくりですよね。
(そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、実際にある話です)
円にするか?
現地通貨にするか?
この2択の答え次第で支払う額が変わってしまうというのは、海外旅行前には絶対に知っておいた方がよいと思います。
カード会社のHPにも注意書きがある
そ、そんな馬鹿な…
「円」って答えただけで、勝手にお店が手数料が多く取ることがある?
さ、さ、さ、詐欺じゃないかっ!
と赤くなって怒っている方もいらっしゃるかもしれません。
が実はこの点、カード会社のHPにもちゃんと記載があるので詐欺ではありません。
決済通貨が選択できる場合
お店によっては、現地通貨、日本円(JPY)どちらで決済を希望するか選択いただける場合があります。
日本円を指定した場合、その場で支払金額を確定できるメリットがありますが、お店が決定した為替レートで日本円に換算されることから、弊社で日本円に換算する場合に比べて割高になる可能性がありますのでご注意ください。
日本円での請求を希望しない場合は、その場でお店へ申し入れを行ってください。
また、希望した通貨とご利用代金明細書に記載の通貨が異なる場合には、弊社までご連絡ください。
カード会社側も「円って答えて割高になってもしらねぇよ?」と事前に説明しているというわけです。
なので何度でも言いますが、お店に聞かれたときは絶対に
現地通貨
を即答するようにしましょう!
これから海外旅行に出かける方は、ぜひお気を付けください。
サインする前に金額を必ず確認
加えて、当たり前のことかもしれませんが
- 金額に間違いがないかきちんと確認
してからサインをしましょうね。
なれない海外旅行だと、あわてて確認を怠ることもあると思いますので、落ち着いて金額を確認し、間違いのないようにチェックしましょう。
海外でクレジットカード支払いできない状況とは?
せっかくなので、その他
- 海外旅行でクレジットカード使用する際の注意点
も簡単にまとめておきます。
まず私は基本的に、海外旅行のお金の支払いについては
- ほとんどすべてカード払い
で旅行するようにしています。
クレジットカードがないとホテルや航空券の予約もできないことが多いです。
特に欧米では、クレジットカードは私たち外国人の身分保障のような役割を果たすので、ホテルのデポジットとして利用されることもあります。
明細を後から見ることもでき、失くしたときはすぐに止められるので、クレカのメリットは多いです。
が
- たまにカードが使えない状況もある
んですよね。
具体的には
- 屋台
- 有料ロッカー
- バス・列車の運賃など(交通機関)
- 中小規模のレストラン
です。
ヨーロッパよりも東南アジアの方が、カードが使えない店があります。
またヨーロッパでも
- 少額の買い物だとカード使用を断られることがある
と知っておきましょう。
特にひとり旅の場合は、注文の量がそれほど多くないという理由で断られることもあります。
(最低いくらから、と事前に聞いておくのもアリです)
なのでカードだけでなく現地通貨も
- 持ち歩くのに不自然ではない額
をきちんと持っておきましょう。
手持ちカードの限度額をきちんと知っておくこと
クレジットカードには限度額があります。
限度額というのは
- クレジットカードが使える上限の金額
のことです。
(限度額を超えると、カードが使えなくなります)
日本では、大金を使うこともなく、あまり意識したことがないという人も多いと思います。
旅行時はクレジットカードを使う頻度も多く、航空券の支払いでお金を使うので
- 手持ちのクレジットカードの限度額を把握
しておくのも大切です。
特に学生さんの場合は、限度額が低く設定されていることがありますから注意しましょう。
- クレジットカードは複数枚もつ
のも大切ですが、気になる方はクレジットカード会社に電話して、海外旅行前に一時増枠の申請をすることも可能です。
参考にしてください。
ATMでお金を出したいときは…?
海外旅行で現地通貨を手に入れる方法といえば
- 空港や町の両替所を使う
と考える人が、大多数だと思います。
でも日本から大量の円をもって旅行に出かけるのも危険ですよね。
なので現地のATMからお金を引き出す、という方法も知っておきましょう。
基本的に旅行の日数が長い時、私は
- 国際デビットカード
を利用して、ATMでお金を引き出しています。
(私は普段利用してるりそな銀行のデビットカードを所有しています)
が、デビットカードではなく
- クレジットカードのキャッシング
という方法もあります。
特に有名なのがセディナカードですよね。
例えば、私が使用しているりそなデビットカードだと
- ATM引き出し手数料|無料
- 事務手数料|2.5%
- 年会費1000円|初年度無料
になります。
一方でセディナカードの場合は
- ATM引き出し手数料|無料
- 金利|0.147%
- 年会費|0円
です。
10万円引き出すとしたら前者は2500円(年会費加えたら3500円)後者は142円です。
結構、大きな差ですよね。
ただ注意点は口座のお金を引き出すデビットカードと違い、クレジットカードのキャッシングはいわば借金なんですよね。
なので「利息」は増えていきますし、後日返済しなくてはいけません。
が、この点でセディナが最強と言われているのは
- 繰り上げ返済が可能
- Pay-easy(ペイジー)で振込手数料無料で返済
できるという点です。
つまり利用して数日後、すぐに海外からネットで返済すれば少額の利息でお金が引き出せるということなんです。
いわば、得する両替の裏技みたいな感じですね。
私は面倒臭がりなので、知っていてもやらないのですが(笑)うまく活用している人もいらっしゃるので一応情報だけ提示しておきます。
まとめ|海外旅行のクレジットカード決済は「現地通貨」で!
ということで今回の記事では
- 海外旅行でクレジットカード使用するときの注意点
についてまとめてみました。
内容としてはクレジットカードを海外旅行で使用するとき
- 尋ねられたら「現地通貨」で決済
- きちんと金額確認
- カードが使えない場所もある
- 手持ちカードの限度額を把握しておく
- ATMで現金引き出す(キャッシング)も可能
という内容でした。
お金に関しては、結局は普通にクレジットカードを使って支払うのが一番お得だと思います。
旅行先の両替所や銀行で、国際クレジットカードの換算レートよりも優秀な場所を見つけるのは、なかなかに難しいようですよ。
ただし支払いの際に「円」と答えてしまうと話は変わってしまうので、要注意という内容でした。
ぜひ旅行時の参考にしてください。
それでは最後まで、記事を読んでくださりありがとうございました!
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