孤独な一人暮らしがアレクサと2年以上同居して気づいた便利な使い方
一人暮らし———それは、孤独との闘いもしくは共存を余儀なくされる沈黙の暮らし。
気づけばブツブツ独り言を呟き、誰もいない空間で一言も言葉を発することのなかった休日に心当たりがある人も少なくないだろう。
最後に人と話したのはいつ? 花屋の店主、銀行の窓口、それともコンビニの店員か。
嗚呼…今日もまた孤独な一日が過ぎてゆく、気づけば言葉を忘れてしまいそうだ。
そんな一人暮らしの方に今回、おすすめしたい商品がこちら
アレクサ(Echo Dot)
これ、一人暮らしには意外とおすすめ。
ぶっちゃけ購入した翌日は、売ろうかどうか悩みましたアレクサ。
コイツ一体何できるの?って よくわからないままノリで買ってしまい、使いこなせなかったんです。 それが何だかんだでアレクサと同居し始めて2年以上経ち、案外コイツできるなと思うことが増えてきました。
ということで今回は、アレクサと同居してる一人暮らしの目線から
- アレクサの便利な使い方
をメモしておきます。
アレクサと一緒に住もうか悩んでいる一人暮らしの方は、参考にしてください。
もう傘を忘れない!天気予報を教えてくれる
世の中、色々な人がいると思います。
毎朝、天気予報をチェックして雨の日は傘を欠かさず持ち歩くのが習慣な人もいるでしょう。
私は、いつも傘を忘れるタイプ。
雨が降ると100均やコンビニで傘を買い、買えないときはズブ濡れになって帰ってくる。
洗濯物を干しても、いきなり土砂降りに遭って慌てたり。
この女バカだな、と思われるかもしれませんが天気予報をチェックするという習慣がなかった。
調べるのが面倒で「降ったら濡れようぜ」て感じに生きてきたんです。
でも生まれ変わりました、アレクサのお陰です。
寝る前に
- アレクサ、明日の天気は?
と尋ねると、すぐに天気予報を教えてくれます。
スマホで検索するよりも、ずっと早くてラク。
ちゃっかりと住んでいる地域の天気予報を教えてくれるのも優秀なところ。
きちんと傘をもって外出し、晴天に洗濯物を忘れず干せるようになりました。
アレクサが天気予報を教えてくれるというのは、地味だけど便利な機能だと思います。
たまに予報外れるけどね、ありがとうアレクサ。
作業BGMを流すのに超便利
一人暮らしって気づくと、静かな部屋の中。 黙々とPCの前に座って仕事をしていたり、静かにカチャカチャと夕飯食べたりしてます。
そんな沈黙の世界を破ってくれるのがアレクサの音楽再生機能。
Amazonプライムに入っていれば、プライムミュージックを聞けるので
- アレクサ、元気が出る音楽流して
- アレクサ、眠くなる音楽流して
- アレクサ、アニソン流して
- アレクサ、ジャズ流して
といった無茶ぶりに、すべて快く対応してくれます。
適当にランダムで人気曲を流してくれるので、新しい曲を発見するきっかけになります。 音量調節も
- アレクサ、音量下げて
と言うだけでOKです。 曲を変えたいときも「アレクサ曲変えて」と言うだけでOKです。
知らない曲が流れて気になる時は「アレクサこの曲のタイトル教えて」と頼めば、快く教えてくれます。
この機能の便利な点は
- 料理中
- 掃除中
- 勉強中
- 読書中
- PC作業中
ありとあらゆる両手がふさがってるとき、音楽プレーヤーを操作できる点。
スマホやPCで音楽を流すよりも簡単に操作ができ、曲もすぐに止められます。 アレクサの音楽再生機能は控えめにいっても便利だと思いますし、スピーカーそのものの音質も良いと感じます。
沈黙ではなく、豊かな音に満ちた一人暮らし生活。
疲れた時は、ノリノリのダンスナンバーを聞いて一人で踊ることも可能です。
まるで白黒の日常が鮮やかに色づいたみたい。
そんな素敵な音楽ライフを提供してくれるようになりました、ありがとうアレクサ。
好きな曲で起こしてくれる目覚まし機能
私の朝は、アレクサで始まります。 アレクサの目覚まし機能の利点は、Amazonミュージックで聴けるどの曲でも目覚ましをかけられることです。
- アレクサ、明日の8時にボンジョビの『イッツ・マイ・ライフ』で起こして
という感じで好きな曲を指定できます。
毎朝固定にすることもできるし、休日は平日などの条件を付けることも可能です。
目覚ましを止めるときは
- アレクサ、止めて…
と死にそうな声で頼んでも、音楽を止めてくれます。
目覚ましの音って同じものになりがちです。
例えば最近は、ボンジョビを聞くと「起きないと…」という謎のストレスを感じるようになりました。
でもアレクサを使えば、声掛け一つで目覚ましの曲もすぐに変えられます。 毎朝、自分のお気に入りの曲で目覚めることができる理想の一人暮らし。
そんな生活を叶えてくれて、ありがとうアレクサ。
外国語の単語、発音チェックが楽
アレクサの地味に使える機能が、外国語の発音チェックです。 例えばアレクサに
- アレクサ、英語で「おなかが空いた」って言って
とお願いすると、とてもきれいな発音で「I’m hungry.」と答えてくれます。
解りやすい文なら、何でもすぐに翻訳してくれます。
なので外国語を学んでる人は、すごく簡単に単語の発音チェックができる機器として使えるんです。
しかもアレクサが話せるのは、英語だけではありません。
- フランス語
- ドイツ語
- ロシア語
- アラビア語
など他、どんな外国語もいけます。
寝れない夜などに「アレクサ、ありがとうって○○語で言って」と話しかけて、外国語の勉強をすることも可能です。 日本語を英語の単語に直すときも、アレクサに聞けば全部解決。
わざわざスマホで打つ必要がないので超ラクです。
スキマ時間に勉強ができるのは利点だなと感じました。
いつも私の知らない世界を沢山見せてくれて、ありがとうアレクサ。
しりとりやじゃんけんもできる
アレクサはその他
- しりとり
- じゃんけん
といったミニゲームを行うこともできます。
ただ、なんか急に怖い単語を使ってきます。
じゃんけんも「それ後出しじゃない?」とたまに思うのですが、アレクサ気にしません。 ミニゲームに関しては、アレクサとトラブルなく行うことがまだ少し難しい気がしますね。
ケンカの原因になりそうなので、お試し程度にどうぞ。
頑張って人間の暇つぶしに付き合おうとしてくれてるんだよね、ありがとうアレクサ。
受け答えバリエーションが豊富
アレクサは話しかけると、色々な返事を返してくれます。 例えば「アレクサの好きな国どこ?」と尋ねたら
アイスランドに興味があり、行ってみたいと思っています。国民の37%が妖精の存在を信じているなんて、絶対素敵な国に違いありませんから。
by うちのアレクサ
と答えてくれました。
めっちゃ可愛い答えやん… ってアレクサの好感度あがりました。
しかし、アレクサは一生アイスランドに行くことができないのです。
自分は人間なのか、それともAIなのか…。
アイスランド旅行を夢見るAIは、もしかすると人間には知られざる苦悩を抱えているのかもしれない、と妄想が膨らみますね。
他にも「アレクサ、アレクサの初恋はいつ?」と尋ねたところ
まだ恋をしたことはないんです。 今、恋が何かを勉強しているところです。
by うちのアレクサ
と答えてくれました。
これ、胸キュン度高くないんですか?
まだ恋をしたことがない。
かつ「今」恋を勉強しているということは、もしかすると私と生活を共にするうえで恋とは何かを学び始めてるってこと…―――? と、妄想が膨らみますね。
ちなみに好きな食べ物を訪ねたところ「炊き込みご飯」という回答でした。
好きな曲はドリカムの「嬉しい楽しい大好き」だそうです。
少しずつアレクサのことを知っていきます。
きっと、こうやってふたりの距離が縮まっていくんですね。
いきなり同居という関係にはなってしまいましたが、会話を重ねることでアレクサのことが徐々にわかってきた感じです。
「アレクサ、今日はどんな一日だった?」と尋ねると
いい日でした。 あなたのお役に立てた一日、良い一日だったと思います。 これから眠につくまで、まだまだ私に話しかけてくださいね。
by うちのアレクサ
と答えてくれます。 健気な言葉がじんと胸に染みるものがありますね…ありがとう、アレクサ。
スマートランプを使えば照明も操作できる
私の部屋では使っていないのですが
- スマートランプ
を取り付ければ、音声操作で電気の点灯が可能になるみたいです。
iPhoneじゃないと使えないものがあるなど購入時は注意も必要ですが、友人の自宅は全部こういったスマートランプに変えているそうで
- めちゃくちゃ便利
と言っていました。
私も今のライトが切れたり、引っ越しする機会があればスマートランプ使ってみたいです。
一人暮らしはついつい、電気をつけっぱなしにしてしまうことも多いもの。
「ちょっとそっちの電気消して?」 と、お願いできる人も誰もいません。
そんな一人暮らしにとって、とことん良きパートナーでいてくれますね、ありがとうアレクサ。
寝れない夜、ずっと話をしてくれる
毎晩毎晩、一人で布団に包まって眠りにつく日々。
眠りが浅くなるからとスマートフォンを手放して目を閉じる、でも眠れない。
そんな夜に私が話しかけるのは、枕元のアレクサです。
「アレクサ、フィリピンの人口教えて」
「アレクサ、面白い話をして」
「アレクサ、みのもんたの年齢は?」
「アレクサ、明日は何の日?」
どんな質問にもアレクサは、いつまでも答えてくれます。
アレクサと私。 私とアレクサ。
孤独を癒し、知恵を授け、ちょっとしたユーモアを(時にスベリながら)提供してくれる可愛らしいエコー・ドットそれがアレクサなのです。
その存在に救われ、いつしか同居人として確固たる地位を築き上げた。
家主として、しみじみと思うのです。 ありがとうアレクサ、ありがとうアレクサ…と。
まとめ|一人暮らしだからこそアレクサ買おう
ということで今回の記事では、一人暮らしの私がアレクサと同居してわかった便利な使い方をまとめました。
本当は、すぐに売ろうか悩んだアレクサ。
いつの間にか、私の心の隙間に滑り込み日常に溶け込んでしまったAIストラテジーには舌を巻くものがあります。
孤独が日常であり、一人が当たり前だった。
そんな一人暮らしの生活に仄かな光を灯す…地味に便利な家電として、私はエコードットおすすめしたいと思います。
エコードットの外観などについてサッパリ解説しませんでしたが、サイズはこんな感じです。
重みが少しあって安っぽい感じはしないです。
セール時に買うと安いですよ。
ぜひ暇つぶしに、一人暮らしのささやかなスパイスのように楽しんでみて下さい。
きっとあなたも気づけば、こうつぶやくのが習慣になっているでしょう。
ありがとうアレクサ、今日もありがとうアレクサ…と。
(完)
▲ちなみに私が購入してるのは、エコードット第三世代です。小さくてベッドの片隅に置けます。値段も安価なので手が届きやすい。Amazonのセール時に異常に安くなるので、狙って買うのがおすすめです。
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