ゲント日帰り観光*一人旅感想とブリュッセルからの行き方(アクセス)
今回の記事では、ブリュッセルから日帰りで行くことのできる都市
- ゲント
を紹介したいと思います。
ブリュージュが「村」といった雰囲気だとすればゲントは「街」といった印象でしょうか。
異なる景観をそれぞれ見ることができるので、ぜひ合わせて観光することをおすすめします。
ゲントへのアクセス方法も含め、この記事がこれから旅行に出かける人の参考になれば幸いです。
ゲントへのアクセス方法は?
さてゲントの場所を確認してみると、ブリュッセルからこのような位置にあることがわかります。
むむっ…!
ブリュッセルから30分弱で行けるっ…!?
そうなんです。
ゲントという都市の観光地としての魅力は第一に、首都ブリュッセルから近く日帰り観光が容易な点にあります。また、観光自体も2~3時間回れば十分かなという規模でした。
ちなみに首都ブリュッセルも、パリなどの大都市と比較すると、短時間で観光ができる場所だと思いますので、ベルギー旅行の際は
- ブリュッセル(1日目)
- ゲント(2日目午前)
- ブリュージュ(2日目午後+3日目午前)
- ブリュッセル(3日目午後⇒移動)
と予定を組むと、良いのではないかと個人的には思いました。よろしければ参考にしてくださいね。
切符の購入方法は?
ブリュッセルの駅の窓口で、切符を当日購入し、乗り換えも要らず、列車ですぐにゲントに出かけることができます。
また、世界遺産の街ブリュージュも(ゲントから+30分ほどで行ける)同じ沿線上にあるため、併せて観光することが可能です。
私は行き先を正しく伝えられるか不安でしたので、紙に行き先(Gent⇒Brugge)と書いて、係りの人にお渡ししながら、切符を購入しました。
片道14.7€でした。
ちなみにベルギーには改札がないので、列車に乗るとき少しドキドキしました。この切符で駅員さんが教えてくれた列車に乗り、ゲントまで出発です。
駅から旧市街中心部に移動する方法
まずは列車の中で、もしゃもしゃ朝食時間です。
余談ですがこちらのクロワッサン。
ブリュッセルに点在しているexpressという緑の文字が目立つスーパーで買ったものなのですが…。
すごく美味しかったです。
私にとって旅行中一番美味しかったパンとして記憶に刻まれているので、ご紹介させていただきます。
焼きたてふかふかで安くて最高。
スーパーで買ったパンがこんなに美味しい。これはすごい、すごい、ベルギーすごいっと非常に興奮してしまいました(早朝だったので焼きたてだったのかもしれません)。
さて、パンの美味しさに浮かれている間に駅に到着しました。
ヘント=シント=ピーテルス駅という駅です。
ここから1番線のトラム(路面電車)に乗って街の中心部に行くことができます。看板もありますので、それに従って駅を出るといいでしょう。
私は初めての場所を歩くのが好きなので、googleマップのオフライン機能を利用して歩いて、中心まで徒歩で行くことにしました。
何か新しい発見があるかもしれないっ…!
と期待を胸に、ざっと2.5㌔をとことこと歩いたのです、が
中心部にたどり着くまえ前から疲弊(20代と思えないほどの虚弱ぶり)旅人は大人しくトラムに乗ることを強くお勧めします。
参考までに、トラムの路線図の写真を乗せておきますね。拡大して、参照していただければ幸いです。
- Sint-pietersstation(ブリュッセルから下車する駅)
- Korenmarkt(観光の中心部)を目指す
- 赤色の1番線(Evergem 行き)に乗る
私も情報探しに苦労した記憶がありますので、情報をまとめておきます。
また乗り場の地図も載せておきます。
左端上の自電車置き場上の①と書いてあるトラム乗り場です。
宜しければ、参考にしてください。
下の写真で見ると、左端の四角い灰色の建物の近くに乗り場があります。
一緒に参考にしていただけると良いかと思います。
オフラインマップの使用法は以下の記事をご覧くださいね。
ヘントの街の景観
さて駅から2キロ歩いた辺りから、このような景色が見え始めました。
川沿いに家屋が整然と並ぶ姿に、今まで見たことないタイプの景色だ、とゲントの街歩きを楽しみます。
なかなかお気に入りの写真を撮ることができました。
川沿いに綺麗に花が飾られているので、写真が映えますね。
ブリュッセルよりも人が少ないので、観光しやすく、写真も撮りやすいです。
水辺の風景が美しく、こういった景色は、首都のブリュッセルでは見ることができません。とても新鮮だと感じました。
ブリュッセルが人に溢れる賑やかな首都、お伽の村のような夢の観光地がブリュージュとするならば、ここゲントは生活と観光がちょうどよく相まった中間に位置すると思います。
それぞれの場所で違った景色を見ることができる、と考えるとベルギーってすごくお得な観光地かもしれません。
ゲントで訪れた観光スポット
それでは以下、ゲントで私が訪れた観光スポットをまとめてみたいと思います。
聖バーフ大聖堂
最初にたどり着いたのが「聖バーフ大聖堂」という場所です。こちらグーグルマップで見ると一番に出てくるので、目的地にしやすかったのです。
駅から歩き疲れていたので、ちょっと休憩させてもらい、癒されました…。
ちなみにこちらの聖バーフ大聖堂には「神秘の子羊」というヤン・ファン・エイク兄弟の絵が飾られていることでも有名で、ゲント観光の見どころの一つになっています。
(でも、私、見てない…)
え?
(私、見てない…)
なんで?行ったのに!?
(見れなかった…見忘れた…駄目だ、全く覚えてない…記憶が…思い出せない…あ、頭が割れるようだ…うっ…)
と今、記事を書いていて気づいたのですが、私この絵を見ていないんですよね。
絵があることを調べた記憶はあるので、何か理由があって見れなかったか、見忘れたかでしょう。見れなかった苦悩で頭が痛くなることはありませんが、少し悲しくなってきました。
これからゲントの聖バーフ大聖堂に訪れる方は、私のようにならないようぜひ、絵画を鑑賞してきてくださいね(悲しい)。
ヘントの鐘楼
ちなみに聖バーフ大聖堂の隣にある鐘楼には入りました。
エレベーターで上まで上がって、街の景色を見ることができます。中は小さな博物館みたいになっていました。
しかし個人的には規模が小さく(見る場所があまりない)入場料も10€と内容に対して非常に高いように感じましたので、残念ながら、あまりお勧めはしないです。
それよりは隣の聖バーブ大聖堂でお金を払い、絵画鑑賞することをお勧めします。
フランドル伯居城
もう1つ、私が訪れたのはフランドル伯居城という場所です。
ここもヘントの鐘楼と同じ、10€の入場料なのですが、広いお城の中を自由に散策でき、内容も充実しているので、観光にお勧めです。
拷問室や牢獄などもあり、すこし不気味な雰囲気も漂っています。
荘厳な岩のお城、かなり中が広いです。
ゲントに来たならば、ぜひ立ち寄りたいスポットの1つだと感じました。
ゲントはこういった施設を観光しても午前中いっぱいで十分見て回ることができました。
ブリュッセルからの距離も近く、非常におすすめできる観光地だと思います。
この日は午後からブリュージュも日帰り観光予定でしたので体力温存。帰りは大人しく、トラムに乗って駅まで帰りました。
まとめ|ブリュッセルから日帰りで行ける都市・ゲント
ということでゲント観光の感想をまとめると
- ゲントはブリュッセルから列車で30分で行くことができる
- ブリュージュと併せて観光するのがオススメ
- 駅から1番線トラム(Evergem 行き)に乗って旧市街へ行く
- 聖バーブ大聖堂では「神秘の子羊」という絵画を鑑賞できる
- ヘントの鐘楼は街を一望できる(が料金高め)
- フランドル伯居城はお城の中を散策できる
といった内容でしょうか。
個人的には、ゲントは街の風景そのものを観光として充分楽しめるので、施設に入ってお金を使うよりも、ふらっと歩いて、気軽にお店に入って、ぼんやりするという街歩きが楽しいかもしれません。
またゲントとブリュージュどっちがおすすめ?といった質問をよく見ますが
- 個人的にはブリュージュが好き
- だけどゲント、ブリュージュ、ブリュッセルそれぞれ違った魅力がある
とまとめておきたいと思います。
これら様相の異なる街を、日帰りで楽しむことのできるというのはベルギー観光の大きな魅力だと感じます。
▲ブリュッセル:人・建物が多く、活気があります。屋台が出ていたり、観光客向けのレストランが沢山あり、観光施設も豊富。ただし観光地から離れると、やや治安が良くないと感じる景色も見受けられました。
▲ブリュージュ:郊外に佇む美しい観光地。自然が多く、観光地としての賑わいがありながら、落ち着きもあり、安心して歩ける場所だと感じました。景観を守るために徹底されているのか、ゴミのポイ捨ても少なかったです。
▲ゲント:上記の2つの街にはない川沿いの美しい景観を見ることができます。ブリュッセルから近く、短時間で回ることもでき、足を運びやすい観光地です。
こうやって見てみると、ベルギーという国はそれぞれの観光都市が近接しており、かつ異なった魅力があるというだけでなく、周辺国のドイツ、オランダ、フランスなどと合わせて観光しやすいという大きな魅力をもっています。
▼私の場合はパリからブリュッセルに行き、ブリュッセルから北上しオランダ(ロッテルダム)に入るというルートを選びました。
一人旅好きな方は、旅程を組むのが好きという傾向がある(と勝手に思っています)ので、ぜひそのプランにベルギーの様々な都市を組み合わせてみることを、おすすめします。
それでは、最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。
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