旅行で使えるフランス語*知識ゼロから使える最低限の言葉を5つ紹介
今回の記事では、フランス語まったく知らなくても
- 旅行で使える超簡単なフランス語
を紹介したいと思います。
ちなみに私がフランス旅行に出かけた時は
- フランス語検定4級
を取得していました
が
フランスに到着したものの、周りの言葉は何一つわかりませんでした。
いやはや、もっと勉強していればよかったなと非常に後悔。
でも、折角のフランス旅行。
どうせなら少しでもフランス語を使ってみたいと思うのが当然ですよね。
ということで旅行中、あらゆるサイトを閲覧し「これなら使える!」というフランス語を探しては、買い物や乗り物利用、食事のときなどに使ってみたんです。
今回はその経験を通して
- 旅行中にものすごく使えたフランス語の言葉
をこれからフランスに行くけれど、フランス語は何も知りません(笑)という方のために、紹介します。
ちなみに絶対に使える
- 最低限の言葉だけ
紹介するので、フランス語を全く知らなくても大丈夫です。
よろしければ、参考にしてくださいね。
1. まずはお店で挨拶「ボンジュール!」
これはどのサイトを見ても、必ずのっているフランスの挨拶の言葉。
さあ、折角なので大きな声で言ってみましょう!
さん、はい!(テンション高)
ボンジュール!
日本と違い、フランスでは店員さんに必ず挨拶します。
店員さんも当然のように「ボンジュール」と声をかけてくださるので、返答しやすいです。
ちなみに綴りは「Bonjour」で「ボンジュール」
- Bonは「良い」という意味
- jourは「一日」という意味
になります。
ちなみに私は「ボンジュール」という響きが大好きで、旅行中とにかく「ボンジュール」と言いたくて、初日の街歩きでは色々なパン屋でクロワッサンばかり買った記憶があります。
すごく楽しかったです。
このポジティブシンキングが逆に英語だとできない。
(なんでだ)
フランス語は全くできないとわかっているからこそ、逆に開き直れるのかもしれません。
2. フランス語のお礼の言葉「メルシィ♡」
次に紹介するのはフランス語の「ありがとう」にあたる言葉
メルシィ
絶対に覚えておきたいフランス語の1つ。
- レジで何かを買ったとき
- レストランから出るとき
- ホテルでチェックイン(チェックアウト)するとき
いつでもどこでも使います。
- 綴りは「Merci」で「メルシィ」
英語を学んでいる方はピンときたかもしれませんが、これは英語の「mercy」と同語源になります。
- フランス語の「Merci」は英語「mercy」(恵み・恩恵)と同語源
あなたの下さった「恩恵」に「感謝します」というニュアンスかと思います。
また、後ろに「たくさん」を意味する
- 「beaucoup(ボク)」
をつけると、意味が強まります。
- 「メルシィボク」
- =「Thank you very much」
ですね。
ちなみに発音ですが
- フランス語のRは、日本語の「ら・り・る・れ・ろ」とは異なる
- Rは”うがい”のような音。喉を「ガラゴロガラゴロ」させる音に似てる
- 音は「メルシィ」というよりも「メフシィ」に近い
ややこしいので、英語のRと同じように舌をつけないで発音するとだけ書いておきます。
気になる方は、参考にしてください。
「ありがとう」と現地の言葉で伝えることの意味
蛇足ですが、フランス(巴里)では、英語が普通に通じます。
フランス人、英語がペラペラです。
ボンジュールと言っても「ハロー」って返ってきたりします。
だったら
- わざわざフランス語でお礼をいう必要はなくね?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも
- お礼の言葉というのは、本当に大切だ
と個人的には思っています。
日本にいても外国人の旅行客が日本語で「アリガトウ」と言ってくださると、すごく心が温かい気持ちになりますよね。
自分の国の言葉を覚えようとしてくれる姿勢。
そこに1つ感謝の言葉に勝るサプライズの気持ちが込められているように思います。
なので、私は
- どの国に旅行に行くときも、必ず現地の「アリガトウ」に当たる言葉だけは覚えたい
と考えています。
「Rの発音とか知らねぇよ」
と思われた人もいるかもしれませんが、あまり気にせず。
とりあえず「メルシィ」と連発してみるとよいと思いますよ!
3. とりあえずなんでも使える「シルヴプレ」
3つ目に覚えておきたいフランス語として紹介するのは
シルヴプレ
です。
これは英語で「please(プリーズ)」に当たる言葉になります。
使い方としては、とりあえず英語で何かを注文したり、お願いした後に「プリーズ」ではなく
- 「シルヴプレ」
と付け加えるだけでも良いと思います。
ちなみに綴りは
- 「s’il vous plait」(シルヴプレ)
です。
- 「si」(シ)は「もし」(英語の「if」)
- 「il」(イル)は英語の「it」
- 「vous」(ヴ)は「あなた」(最後の「s」は発音しない)
- 「plait」(プレ)は「気に入る」という意味「plaire」の3人称単数形
まとめると
- 「もしあなたがお気に召すなら」
- ➡「よろしければ」
という派生になるかと思います。
色々書きましたが、まとめると
- ボンジュール(こんにちは)
- メルシィ(ありがとう)
- シルヴプレ(お願いします)
まずは、基本となる3つのフレーズですね。
では次に、このフレーズに加えて覚えておくとすっごく便利なフランス語の言葉を2つ紹介したいと思います。
4.めちゃくちゃ使える万能の言葉「サ」
ぜひ知っておきたいフランス語が
「ça」(サ)
です。
これは英語の「this」にあたる単語です。
あまりピンと来ないかもしれませんが「this」ってものすごい使えるんですよ。
例えば、パン屋で欲しいパンが並んでいたとします。
やりとりの流れは
- 「ボンジュール」(店員さんに挨拶)
- 「シルヴプレ」(店員さんにお願い)
- 「メルシィ」(商品を受け取った後にお礼)
となりますよね。
でも実は、これだけでは目当てのパンを買うことが難しいんです。
何故だかわかりますか?
そう、どのパンが欲しいかパン屋のおかみさんに上手く伝えることができないんです!
いやいや、商品名を言えばいいじゃないの?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、商品名を正しく読み上げられるフランス語能力がないんです。
で、商品をショーウィンドウ越しに指さします。
でも、無言でそれをしてもサイレントだと動作が地味すぎて、そもそも店員さんに気づかれないんですよね。
そこで、登場するのが「サ」なんです!
欲しいものを指さしながら大きな声で
- 「サ、シルヴプレ!」(これ、お願いします!)
強引かもしれませんが、これで大体伝わります。
レストランでメニューを見ながら何かを注文するときも、食べたいものを指さしながら
- 「サ、シルヴプレ!」(これ、お願いします!)
でいけます。
それからレストランでお会計をするときも、クレジットカードを提示しながら
- 「サ、シルヴプレ!」(これ、お願いします!)
といえばウェイターさんも「会計か」と察してくれると思います。
もしかすると
「こいつ…サ、シルヴプレしか言えねぇのかよ」
と心の中でツッコまれているかもしれませんが、これは旅行中
本当に使える言葉
です。
同じ要領でどんなシチュエーションでもとにかく使えます。
例えば、私は欲しい食べ物(商品)を全部順番に「サ」「サ」「サ」と指さして、最後に「シルヴプレ!」と伝えれば、どうにか買えると覚えたあと、買い物をするのがとても楽しくなりました。
なので、ぜひ
「サ(これ)」
「シルヴプレ(お願いします)」
この2つを合わせて覚えることをおすすめします。
5.不安を感じたときに非常に役立つ「ジュプ?」
最後に紹介したいのは
「ジュプ?」
という言葉です。
語尾を挙げて質問するように「ジュプ?」と使うのがポイントです。
綴りは
- 「Je peux」で「ジュプ」
意味は英語の「Can I?」にあたります。
- Je(ジュ)はフランス語の「私」
- peux(プ)は英語の「can」
これも
超使える言葉
です。
例えば、クレジットカードや自分の持っているチケットなどが使えるのかどうか不安で、店員さんに尋ねるときなどに使えるんです。
例えば「ミュージアムパス」がこの施設で使えるかよくわからないとき(店員さんにパスを見せながら)
- 「ジュプ?」(使える?のニュアンス)
と使うことができます。
他にもいろいろなシチュエーションがあって
- レストランでここに座っていいか尋ねるときは席を指さしながら「ジュプ?」(座れますか?)
- 持っている列車のチケットが使えるか不安な時も「ジュプ?」
- お店のレジでクレジットカードが使えるか不安な時も「ジュプ?」(使えますか?)
など使いたい放題です。
ちなみに返答として考えられるのは
- 「ウィ!」(YES)
- 「ノン!」(NO)
のどちらかだと思えば、怖くないと思います。
ポイントは、必ずジェスチャーを付けることです。
カードを見せながら、椅子を指しながら、といった具合に対象を指さしたり示すのがコツ。
簡単なので、ぜひ試してみてください。
まとめ|旅行で使えるフランス語5つ
ということで旅行で使えるフランス語の言葉を5つ紹介してみました。
順にまとめると
- 「ボンジュール」(こんにちは)
- 「シルヴプレ」(お願いします)
- 「メルシィ」(ありがとう)
- 「サ」(これ)
- 「ジュプ?」(~できますか?)
になります。
超簡単ですよね。
繰り返しますが、4と5はジェスチャーを加えることで色々なシチュエーションに対応することのできる言葉なので非常におすすめです。
最後にもう一つだけ、覚えておくとすごく便利なフランス語を紹介したいと思います。
それは
Sortie
です。
発音(ソルティ)は知らなくてもいいです。
買い物やレストランで使える単語ではないからです。
意味は
出口
になります!
地下鉄、観光地、空港などで「どこに向かえばいいかわからない!!!」となったときはとにかくこの「Sortie」という文字を追えば大丈夫!!!
これだけは絶対に知っておいた方が良いと思います。
色々な場面で(それこそ一番といっていいくらい)見かけたので、最後に紹介させていただきました。
宜しければ参考にしてくださいね!
それでは最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
補足*フランス語4級は取得しても意味がない?
ちなみに冒頭でも記した通り、私はフランス語4級を持っています。
フランス語4級を取得しているレベルでは
- フランス人が何を話しているかさっぱり理解することができません
でした。
でも「意味があったな」と、フランスからドイツに渡ったときに気づかされました。
私はドイツ語の知識を、それこそ何一つ持っていません。
(「ありがとう」が「ダンク」と発音することしか知りません)
なので当然ですが、街に書いてある看板の表記が何一つ推測できません。
フランス語は確かに会話をしたり、聞いて理解することはできませんでした。
でも
- 「rue(street:道)」➡「道の表記かな?」
- 「ici(here:ここ)」➡「現在地を示してるのかな?」
- 「chaud(hot:熱い)」➡「暖かい飲み物はこれかな?」
- 「poisson(fish:魚)」➡「魚料理かな?」
と、メニューや看板を見たときに、推測することが可能だったんです。
フランスでは、看板やメニューや広告などを見たときに
- 「お、この単語、知ってるぞ」
といった楽しみがあったんですね。
ただ単語の意味だけが少しわかる、というのがとても些細なことのように思えて
「4級くらいのレベルだったら勉強する意味なかったかなぁ」
と悄然としていました。
しかし、ドイツでは本当に何一つとして言葉がわかりませんでした。
文字の判読が一切できないと悟った瞬間に
- 「0と1では全く違う」
ということを学ばされた気がしました。
経験上、4級くらいのレベルなら1か月しっかりと勉強すれば、到達できると考えています。
海外旅行に行く前に、その旅行先の言語を少しでも良いから学んで、足を運ぶだけで見る景色が変わってくるのかもしれないなと考えさせられました。
もしフランスに興味があって(もしくは旅行の予定があって)このページにたどり着いた方がいらっしゃいましたら、ぜひ少しでもフランス語を学んでから足を運ぶことをおすすめしたいです。
下の記事では、4級を取得した記録をまとめています。
0よりは1の知識でもあった方が、旅行が楽しくなると思います。
よろしければ、参考にしてくださいね。
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