アクロポリス観光は朝8時台の裏口がベスト|町は白く、猫は可愛かった
今回の記事では、アテネ観光2日目に訪れた
- アクロポリス
についてまとめたいと思います。
ギリシャ旅行の最大の目的は島巡りだったので、アクロポリスに期待する気持ちは大きくなかったのですが
- 行って良かった!!!
と声を大にして伝えたいです。
ということで、以下アクロポリス観光の様子を記録していきたいと思います。
1. 前日に反省!朝の8:30にチケットを購入
前日、のんびりとヨーグルトを食べ終えて入り口に足を運んでみると
長蛇の列を発見
このとき時間が
- ちょうど11:00
だったので次の日に出直し、少し早起きしてチケットを購入することに決めました。
ということで翌日
- 朝8:35ごろ
に入り口に到着します。
このとき気づいていなかったのですが、ここはアクロポリスの裏口にあたるため、割とスムーズにチケットを買えたようです。
見ての通りのガラガラ具合、前日の込み具合がウソのよう。
ちなみに2019年の時点では
- 朝8:00~19:00まで
- 入場料:20€
となっていました。
※季節によって、変更もあるようです。
その他の遺跡にも足を運ぶ場合は、30ユーロでセットチケットが買えます。
ちなみに私は、20ユーロのチケットを購入しました。
ゲート付近にいた猫。
気持ちよさそうに眠っていました(とても可愛い)
一応、地図ものせておきます。
2. ディオニュソス劇場とヘロディス・アッティコス音楽堂
入り口を抜けて、緩やかな坂をのぼっていきます。
早速見えてきたのが、ディオニュソス劇場です。
ここはギリシャ最古の劇場だそうで、最初に建てられたのは紀元前6世紀なのだとか。
アイスキュロス、ソポクレス、エウリピデスなどのギリシャ古代の劇作家は、ここで自身の劇を競ったのだそうです。
昔は大勢の観客が集まっていた場所だと思うと、不思議な気持ちになります。
人があまりいなくて、壮観だったのでしばらく座ってぼんやりしていました。
朝日がとても良い感じで差し込んでいました。
上の方は草原になってしまい、大分朽ちている様子でしたが当時は14000~17000人もの観客を収容することができたそうです。
これは、武道館とほぼ同じ(それ以上の)規模になります。
さて、ここからしばらく緩やかな坂を登りながら歩くと「アスクレピオスの神域」と呼ばれる場所に到着します。
アウクレピオスは医学の神。
ここは、ペロポネソス戦争で疫病が流行ったときに健康を願って造られたのだそうです。
さらに坂を登り、パルテノン神殿を目指しました。
見上げると、目的地はまだ遠い。
途中にいた優雅な野良猫。
日本の野良猫とは少し違って、長毛な猫がちらほらいます。
野性味溢れながらも、どこか気品が感じられる。
そんな猫でした(とても可愛い)
さらにのぼった先に
- ヘロディス・アッティコス音楽堂
が見えてきました。
ヘロディス・アッティコスが、亡き妻を偲んで建設した音楽堂です。
ここはローマ時代に造られて、約5000名が収容可能なのだそうです。
そう思うと、先ほど通ったディオニュソス劇場の規模は凄いものがありますね。
ここまでくると、アテネの町が見下ろせる高さに。
パルテノン神殿まで、もうあと少しです。
3. パルテノン神殿、丘から望む大絶景
緩やかな坂をのぼり続けて、ようやく
- パルテノン神殿
に到着しました。
いや~~~これはもう圧巻!!!
何が素晴らしいかって、とにかく大絶景なんです。
アクロポリスの丘からは、ぐるっとどこまでもアテネの町を眺めることができます。
これが本当に素晴らしい景色でした。
この丘の高さは156mで、アテネの町には高層ビルがありません。
広漠としたアテネの町は、白い。
ギリシャでは安価に手に入る石灰が塗装に使われるらしいです。
また、夏場の強い日差しで、建物が高温にならないための工夫なのだそうですね。
この後にギリシャでは島巡りを行い、いわば写真映えするような
- 美しいギリシャの白い建物
を目にする機会に恵まれました。
サントリーニ島で見た景色
でも、一番心に響くものがあったのは、このアクロポリスの丘から見た
- アテネの町の白さ
でした。
それはきっと近づけば、砂埃で汚れていたり黒ずんでいるものだと思います。
でも人々の生活の中に溶け込む、どこまでも続く白は太陽の光の下でとても自然な光を放っているように感じられました。
ずっと昔2000年も前に、ギリシャの人々がこの丘から自分たちの住む町を眺めていたのですね。
パルテノン神殿はところどころ修復作業が行われていました。
ちなみに上にのぼると沢山の人がいましたが、広い場所なので丘の上ではそれほど混雑は感じませんでした。
写真だと伝わりにくいかもしれませんが、全体的に高さがあるので迫力満点。
ただ丘を下るように進んでいくと、どんどん人の数が増えていきます。
最後はもう人の波に押されるように、あれよあれよと坂を下っていくような流れに。
4. 猫を追いながら「アレス神の丘(大岩)」へ
坂を下っていくと、猫と遭遇。
私なんかよりもずっと逞しい足取りで、勾配を下っていきます。
途中で「あ!!!猫だ!!!」という日本語の叫び声も聞こえました。
世界中、どこでも愛される生き物。
しばらく進むと、また猫が。
猫との遭遇率が高すぎてアテネの町全体が、猫カフェのような感じでした。
進んでいくと、なんだかのぼれそうな雰囲気の大岩に遭遇。
高所恐怖症なので少し足がすくみましたが、とても良い景色を見ることができました。
ここは「アレス神の丘(大岩)」という場所で、貴族たちの会議所が置かれていたのだそうです。
ちなみに落下注意の看板があって、ちょっと怖い。
皆、どんどん進んでいくのですが怖くて前に進めず、結構大変でした。
振り返ると、パルテノン神殿が見えます。
なかなかの景色なので、体力があればのぼってみるのをおすすめします。
のぼったときは気づかなかったのですが、左手にちょっとした階段があります。
ここからのぼればスムーズですし、高所恐怖症の人も怯えずに済むので参考にしてください。
まとめ|アクロポリスの丘から望む大絶景
ということで今回は
- アクロポリスの丘
を観光したときの様子をまとめてみました。
旅行者向けに内容をまとめると
- 行くなら朝(8時台がベスト)
で、私が利用した裏口(メトロのアクロポリス駅を出てすぐにある入り口)に行くのをおすすめします。
帰り道がすごく混んでいたんです。
それは反対側の入り口から入場してる人の列だったんだ(私は裏口から逆行していた)と最後に気づきました。
※写真後ろの行列が表門から入って、今から丘にのぼる人たち(私は逆から入ったので下っていく)
ちなみにギリシャは島巡りがメインと考えて、アクロポリスに行こうか悩んでいる人には絶対におすすめしたいです。
観光地は、実際に足を運ぶと
- 写真で見るよりすごい!
- 写真映りが良いんだな…
どちらかの感想をもつことも少なくないのですが、アクロポリスの丘は圧倒的に前者です。
この大絶景は、写真だとおさまりきらないんですよね。
どこまでも空が青くて、白い町が広がる景色。
色彩的には正直、派手さに乏しいのかもしれません。
でも、チャンスがあるなら絶対に行ったほうがいい、行ってほしい世界の絶景でした。
突然ですが、海外旅行の面白さ、とは何でしょうか。
人によって様々だと思いますが、私は新しいものに出会ったショックで五感を一気に研ぎ澄まされる、あの瞬間に焦がれてる気がします。
普段の生活でそれを見つけるのは、少し難儀です。
でも異国では、それをいとも簡単に味わえる、自分の常識や既知の世界を破壊できる気がする。
だから海外旅行は、中毒性が高いのかもしれない。
繰り返し、飽きずに飛行機に乗ってしまうのかもしれない、と写真を見直しながら感じるものがありました。
ちなみにアクロポリス周辺は、本当に猫が多いです。
場所によっては10分歩くごとに、猫を発見するような感じ。
写真フォルダの中は猫まみれになってしまいました。
ちなみにギリシャの野良猫は、ガリガリに痩せている猫がいなくて、毛並みも良い印象でした。
外でも住みやすい気候だからでしょうか?
どことなく皆、幸せそうでした。
ギリシャ旅行はスケジュールを組むのが少し大変でした。
結果として、アテネ観光日数は2日間だけになってしまったのですがもう少し滞在しても良かったかな、と思います。
それくらい個人的には気に入るものがありました。
ということで当記事、アテネ旅行に少しでも興味がある人の参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでくださり、有難うございました。
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