はじめてのヨーロッパ一人旅なら「中欧」がおすすめな理由3つ
今回の記事では、はじめてヨーロッパをひとり旅するという方に向けて
- 中欧をおすすめする理由
をまとめたいと思います。
紹介する理由は主に
- 治安の良さ
- 周遊プランの立てやすさ
- 物価の安さ
の3点です。
ちなみに「中欧ってどこ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんので補足しておくと
- ドイツ・オーストリア・スイス・チェコ・スロバキア・スロベニア・ハンガリー・ポーランド・リヒテンシュタイン
という定義で、今回はおすすめさせていただきますね。
当記事が
- これからヨーロッパ旅行をする予定で行き先に悩んでる
- 女性一人で行きやすいヨーロッパの国が知りたい
- 周遊プランを立てやすい地域はどこ?
といった悩みを抱えている方の参考になれば、幸いです。
1、治安が比較的良い
まず第一に中欧をお勧めする理由は
- 治安が良い&首都に清潔感がある
と思う場面が多かったからです。
私はドイツ、オーストリア、チェコ、スロバキア、ポーランドの主要都市にしか訪れていないので、絶対といえるわけでは必ずしもありませんが、ぶっちゃけどこも
- フランスやベルギーとは比較にならないほど治安がいい
と感じましたよ。
特にオーストリアは、潔癖という単語が脳裏を過るくらいに綺麗でしたね。
- 女性の一人旅でも安心度が高く、おすすめできる国
と強く感じました。
▲街の何気ない場所でパシャッとシャッターを切っても、この通りです。路地にゴミ1つ無いのが良くわかると思います。
治安が悪い場所というのは、入った瞬間にピリッとした雰囲気を肌で感じますし、道に落ちているゴミの量がすごく多いんです。
別記事にも書きましたが、パリ(の主要観光地ではない区)は本気で治安が良いとはとても言い難い雰囲気がありました。
▼もしフランスに行かれる予定でしたら、下の記事を読むことを強くおすすめします。初めてヨーロッパ旅行に出かける方が私と同じような目に遭わないよう願っています。
なのでヨーロッパの中でも治安を気にしないで観光したいという方や、はじめてヨーロッパを旅行するので不安が大きいという方は
- 西欧より中欧のほうが治安が良い
ということは、頭に入れておくと良いと思います。
▲ウィーンのベルヴェデーレ宮殿。ウィーン中央駅から徒歩5分の立地です。
2、周遊プランが立てやすい
次に中欧をお勧めする理由は
- 周遊プランの立てやすさ
です。
特に、私が実際に周遊したのと同じように
- オーストリア(ウィーン)を起点にする
と他国への訪問が楽なのではないかなと思いました。
地図を見てもらうと判ると思うのですが、ウィーンの位置というのは
- 隣国ハンガリーの首都ブダペスト
- 隣国スロバキアの首都ブラチスラバ
- 隣国チェコの首都プラハ
と割と近いです。
ブラチスラバやブダペストに関しては日帰りでも行ける距離です。
- ウィーンを起点に2か国(スロバキアとハンガリー)を訪問した後、チェコに抜ける
というルートで北上するというのもアリだと思います。
※私はこのパターンでチェコとポーランドに行き、飛行機に乗ってイタリアに南下するというルートを採用しました。ちなみにウィーンからチェコに抜ける場合は、途中でチェスキークルムロフという街に訪れるのがおすすめです。
▲チェスキークルムロフの写真です。観光客ばかりの田舎の観光地なので、治安の心配は一切せず、夜も街歩きができました。何かがあるというわけではありませんが、何を撮影しても画になりますので、カメラ好きの方には非常にお勧めです。私は正直、プラハより気に入ってしまいました。
詳しい行き方や、街の様子は下記事を参考にしてくださいね。
またウィーンに関しては
- 台湾乗り換えでエバー航空から路線がある
ので、日にちが合えば10万円以下で往復の航空券を購入することが可能です。
(私の場合は、諸費用全て込みで往復89380円で購入しました。ただトランジットも少し長い便でした)
宜しければ、参考にしてください。
3、物価が安い
中欧をおすすめしたい、もう1つの理由が
- 物価の安さ
です。
この点が、西欧とは雲泥の差だなと感じました。
※ただしこの場合、スイスは中欧から除外します。スイスは物価高いです。スイス旅行に関しては、以下の記事に注意点をまとめていますので、興味がある方は一読ください。
この点、特に良かったのは
- ポーランド
です。
ポーランドは食費も比較的安くて、しかも美味しいものばかりで、外食ばかりでした。
特におすすめなのがクラクフです。
▲めちゃくちゃ美味しいうえに(偶然美味しいお店だったのかな?)お酒も飲んで、日本円で約800円でした。購入場所によっては、水も1.75ズルチ(約52円)と安いので助かりました。
クラクフは街自体が世界遺産なのですが、加えて2つの世界遺産
- アウシュビッツ収容所
- ヴィエリチカ岩塩抗
に日帰りで訪れることもできます。
▲シャンデリアから像や彫刻、果ては祈りのための十字架に至るまで、すべて岩塩でできているのがヴィエリチカ岩塩抗です。ちなみに世界で初めて認定された世界遺産の1つでもあります。
▲クラクフからバスで1時間ほどの距離にあるアウシュビッツ収容所です。色々と本を読んだこともありましたし、或る程度の知識をもって訪れたつもりでしたが、展示内容が衝撃で、途中で気分が悪くなり、人間の愚かさについて非常に考えさせられるものがありました。ポーランドに行く機会がありましたら、ぜひ足を運んでほしいと思います。
また記事を書きたいと思っているのですが、クラクフは本当に満足度の高い観光地で、もう大好きになっちゃいました。
特に夜のクラクフ歴史地区の中欧広場が、くらっとするほど素敵でした。
▲観光地中心でしたら、夜歩きも怖いと感じる場面はなかったです。ちなみにパリやローマは怖くて夜は歩けませんでした。
ぜひ機会があったら足を運んでほしいです。
※ちなみに私の場合は、チェコから列車で訪れました。
ポーランドだけでなく、中欧は全体的にそれほどお金がかからないということもあり
- (イタリアもあわせて)ぐるっと周遊して約25万円
の旅費でおさえることができたのも良かったです。
なので
- ヨーロッパ旅行でお金を使いすぎるのが不安
という人にも中欧は非常にお勧めできると思います。
まとめ|ヨーロッパ周遊に中欧がおすすめな理由
ということで今回の記事では、中欧旅行の魅力についてまとめてみました。
内容としては
- 治安が比較的良い(=女性の一人旅でも安心度高め)
- 周遊プランが立てやすい(=初ヨーロッパで色んな国行ける)
- 物価があまり高くない(=お財布に優しい)
というものでした。
繰り返しますがウィーンに関しては、綺麗な建物も多いですし、特に女性の旅行者は観光していて楽しいのではないかなと思います。
▲おすすめはウィーンの国立図書館です。写真撮影もOKです。
ちなみにウィーンから少し距離がありますが、オーストリアの西にあるザルツブルクの方まで足を運ぶと、ハルシュタットという美しい湖を見に行くことができます。
(ただ私が訪れたときは、雨で非常に残念な観光になってしまったのですが…)
▼晴れであれば、このような景色が見れると思います。
なので時間があまりないという場合でしたらオーストリアだけの観光でも、満足度は高いと思いますよ。
※ウィーン観光の感想は下の記事にまとめているので旅程づくりなどの参考にしてください。
中欧は英語が通じにくい?
ドイツやチェコ、ポーランドといった国では英語があまり通じない、という噂を聞いたことがある人もいると思います。
確かにフランスやオランダといった国と比較すると、英語ぺらぺら度は低かったです。
例えば、私がドイツで宿泊したゲストハウスのオーナーさんは「ごめんなさい、私あまり英語が上手じゃなくて…」と宿の説明をされるときに恐縮されていました。
といっても、我々日本人の比じゃないくらいペラっと喋っていました(笑)
雑感としては
- 若い人はほぼ喋れる、年配になればなるほど通じない可能性は高くなる
という認識で問題ないと思います。
ちなみに私は拙い英語しかできませんが、どこを旅行しても困ることはなかったです。
ただし
- 「こんにちは」「ありがとう」は現地の言葉で伝えた方が喜ばれる
と個人的に思います。
何でもかんでも英語というよりも、少しでも多くその国の言語を覚える気持ちで旅行した方が、楽しいとも思いますよ。
▲1カ国集中して回るなら、旅の指差し会話帳を事前に購入すると、旅が楽しくなりそうですね。
また前提として完全な個人旅行で一人旅を決行するのであれば、多少の英語のやり取りはできた方が良いです。
と言っても旅行英語でしたら英語を使う場面は想定しやすいので、それほど労力をかけず習得することが可能だと思います。
その点、私なりの考えを下の記事にまとめていますので、宜しければ参考にしてください。
西欧で旅程がたてやすいプランは?
またプランの立てやすさでいえば、西欧の
- パリ(フランス)~ブリュッセル(ベルギー)~アムステルダム(オランダ)
も王道だと思います。
しかし、実際に旅行してみて、特にパリとブリュッセルは治安が悪いと感じたので、あまり強く一人旅の方におすすめできません。
一応、実際に訪れたおすすめの場所をまとめてモデルルートも作成していますので、この辺りを旅行される方は参考にしてください。
※当ブログの旅行記などに感想や回った際の旅程もすべて記録しているので、興味がある方は参考にしてください。
ちなみに私の場合は陸路に拘り、バス利用が多かったです。
バスはFLIXBUSという会社のバスを多用しました。
基本、このバスで陸路はどこでも行けました。
が、飛行機と列車をうまく利用した方が、負担は少ないと思います。
列車は早めに予約すれば、結果的に高速バスとそれほど変わらない額で利用することもできます。
なので、事前予約が非常にお勧めです。
値段や路線や時間は下のサイトなら日本語で確認し、予約できます。
▷ヨーロッパ鉄道の乗車券・周遊パス予約|レイルヨーロッパ【公式】
また、ヨーロッパ周遊の際の移動手段に関しては、下の記事にすべてまとめましたので手配方法も含めて、宜しければ参考にしてくださいね。
もし海外旅行になれておらず、いきなり一人旅に行くのが不安なら、旅行会社のパッケージツアーがおすすめです。
(私の友人も以前一人旅で、ヨーロッパに行くとき使用したと言っていました)
やはり安心感がありますし、ホテル代も込みと考えればお得なプランは多いです。
私の場合は、自分で航空券とホテルを手配しました。
方法に関しては、過去記事にもすべてまとめていますので参考にしてください。
それでは当記事で中欧旅行の魅力が伝えられれば幸いです!
最後まで記事を読んで下さり、ありがとうございました。
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以下の記事でスリ対策についてまとめています。
防犯のためにもヨーロッパ旅行前に一読しておくことを推薦させていただきます。
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