海外一人旅初心者にオススメの国はどこ?【ひとり旅デビューの手引き】
今回の記事では、海外1人旅で30か国訪問した経験を生かして
- 海外一人旅初心者
の参考になる記事を書きたいと思います。
さて、旅行の計画を立てる上で誰もが悩むのが「行き先」です。
- 海外一人旅行くけど不安
- 治安がいい場所の方はどこかな…
なんて悩んでしまって、計画が一向に進まないという海外ひとり旅初心者もいらっしゃるかもしれません。
ということで今回は、海外一人旅デビューしたいと考えていらっしゃる人が、前向きな気持ちで準備を進められる記事を目指したいと思います。
おすすめの国のほかにも
- 1人旅の注意点
- 旅行の準備(持ち物)
- おすすめハウツー
に関しても、簡単に言及しているのでぜひ参考にしてください。
1. 初めての海外1人旅なら「東南アジア」がおすすめ
最初に結論を述べておくと、初めて海外一人旅に行くならば
- 東南アジア
を選ぶのがおすすめです。
理由は
- 飛行機に乗る時間が短い
- 日本から直通で安い便が多い
- 文化的差異がそこまで激しくない
精神的な負担が少なく、気軽に足を運べると思います。
人気の旅行地であれば
- 韓国
- 台湾
- 香港-マカオ
- インドネシア
- タイ
- シンガポール
など、沢山の候補が挙がりますね。
親日で旅行しやすい「台湾」
私としては、海外一人旅初心者にもおすすめの旅行地として
- 「台湾」
をいつもおすすめしています。
台湾は
- 治安も良好
- 親日(日本語が通じる可能性高い)
- 日本人観光客も周りに沢山いる
非常に旅行がしやすい場所です。
実際、私は道に迷っているときに日本語ペラペラの台湾人の方に助けてもらったことがあります。
「日本から来た」と答えると店員さんが喜んでくれることも多かったです。
街の中に
- ユニクロ
- セブンイレブン
といったお店も多く、テレビでは日本のアニメが放送されています。
物価も安く、航空券も安価なので、国内旅行より旅費は少なくて済むかもしれません。
台湾の欠点をあえて挙げるなら
- 日本の地方に行った感覚
で旅行できてしまうので、海外旅行ならではの刺激が非常に少ない点でしょうか。
はじめての海外旅行に不安が大きい方は、選んで失敗しない旅行地だとは思います。
治安良好な「シンガポール」
もう1つ、海外旅行に不安な方であれば
- シンガポール
をおすすめしたいと思います。
シンガポールの魅力は
- 治安が良い
- 街が清潔でキレイ
- 機能性が高い
という点です。
実際、私も1人旅で訪問しましたが
- 思った以上に見どころが多い
と感じましたし、海外旅行ならではの華やかさが味わえると思います。
私としては「こんな建物あるんだ」という驚きが大きくて、SF映画の近未来世界に訪れたみたいだと感じました。
治安も、フィリピンやインドネシアに訪れるよりは絶対的に良いです。
規律がしっかりしている国(ポイ捨てなどは罰金の対象)なので、町全体に清潔感もあります。
シンガポールの欠点は
- 物価が高め
という点でしょうね。
あと、食事はあまりおいしいとは言えないと感じました。
といっても日本から格安の航空券も多く出ていますし、国土が狭いので2泊3日もあれば十分に異国を味わえると思います。
海外一人旅初心者にも、うってつけだと思います。
2. ヨーロッパで海外1人旅デビューするのもアリ
東南アジアではなく
- ヨーロッパに行きたい
と考えている人も多いはずでしょう。
個人的には、時間にゆとりがある人にはぜひ周遊旅行をおすすめしたいエリアです。
また、実は「ヨーロッパ」と一口に言っても
- エリア(国)によって治安が異なる
- 犯罪のパターンがある
というのが大切な点です。
特に海外1人旅であれば、頼りになるのは自分だけです。
知っておかないと、特に初心者の場合は慣れない1人旅でトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。
治安が良くおすすめなのは「中欧」
個人的に治安の良さでおすすめしたいのが
- 中欧エリア
です。
具体的には
- ドイツ
- オーストリア
- ハンガリー
- チェコ
- ポーランド
あたりの国を指します。
特に私が治安の良い国、かつ旅行の満足度が高い国としておすすめしたいのが
- ドイツ
- オーストリア
この2か国です。
ヨーロッパは10か国以上訪問しましたが、治安に対して不安のない国でした。
※中欧旅行に関してはこちらの記事にまとめています。
オーストリアは他国との距離が魅力
オーストリアの魅力は
- とにかく清潔
- 街がきれい
- 隣国との距離が近い
という点です。
オーストリアを起点に、ハンガリーやスロバキアに日帰り旅行もできます。
- ウィーン
- ハルシュタット
の2か所をめぐるだけで十分な内容になるはずです。
オーストリアの女ひとり旅なら
・ウィーン
・ザルツブルク〜ハルシュタットこの2カ所だけで、かなり素敵な風景や建物がみれます。
隣国ハンガリーやスロバキアにサクッと立ち寄れるし、チェコとセット旅行もOK☺️清潔感は抜群。治安も良く、景観も美しい。
おすすめはウィーンにある国立図書館。 pic.twitter.com/NT7Gjy2Mvh— ぱじゃねこ (@paja_cat) November 6, 2019
街並みはとても美しく、歴史的に価値の高い宮殿もあり、ウィーンは町全体が世界遺産。
かつ治安が良く、海外初心者の1人旅でも安心して旅行できると思います。
ドイツは見どころが多い
ドイツも治安が良く、日本人には観光しやすい場所だと思います。
- 国土が広い
- 色々な都市を周遊できる
- 観光スポットも多い
ので、1か国のんびり周遊するだけでかなり充実した旅行になるでしょう。
ヨーロッパのベストシーズンは夏ですが、ドイツは冬のクリスマスマーケットに訪問するのも楽しいと思いますよ。
個人的におすすめなのは、ロマンチック街道の都市を順に巡るプラン。
シンデレラ城のモデルになったといわれるノイシュバンシュタイン城も見れます。
ノイシュバンシュタイン城。
天気にも恵まれて、良かったです☺️日本語のオーディオガイド付き13€。
外見だけでなく、内装も見応えがあったのは意外でした。音楽と建築を愛しすぎて散財し、王位剥奪。
最後は、幽閉されて謎の変死を遂げたというルートヴィヒ2世の生涯も興味深かったです。 pic.twitter.com/Pc7bT89aLD— ぱじゃねこ (@paja_cat) October 18, 2019
ドイツは治安も比較的良い都市が多く、人もおだやかな印象を受けました。
海外初心者がまずヨーロッパに旅行するなら、ドイツ1か国だけというのが1番無難かもしれませんね。
特に治安に不安を感じる女性には、以下の国をおすすめしています。
女性1人旅ではじめてヨーロッパに行くなら
・オーストリア(を中心に隣国)
・ドイツ
・ポルトガルの3カ所がオススメな気がする☺️
治安が比較的よく、華やかな見所もあり満足度が高い。
短期1か国でも、十分楽しめる。スイスもすごくよい。
ただ物価高く、観光地が点在してて旅程組みにくい。 pic.twitter.com/XSmvlleSfX— ぱじゃねこ (@paja_cat) November 6, 2019
また、女性の一人旅は警戒しすぎても警戒し足りないようなものです。
楽しみつつも決して油断しないように気を付けましょう。
※最低限、外務省の「たびレジ」に登録するのがおすすめです。また以下の記事も参考にしてください。
3. 後ろ向きな動機ではなく、前向きな動機で
ということで、おすすめの国をいくつか挙げてみました
が
- 海外一人旅初心者なら○○が良い
というのは、あくまで私自身の主観に基づいた「おすすめ」に過ぎません。
人によって、気に入る国は絶対に違います。
私自身の経験では、文化や歴史に興味がある思い入れの深い国への旅行は、とても満足度が高かったです。
なので私の意見としては
- 旅行に行くなら自分が「行きたい国」に行くのが正解
と、この記事ではあえて主張したいと思います。
どの国を気に入るかは人それぞれ
私はもともと、人から旅の話を聞くのが好きでした。
なので世界一周した人や、色々な旅行地に訪れている旅好きに出会うと、必ずこう尋ねました。
- 今まで行った中で一番気に入った国はどこですか?
この問いに対する答えは本当に様々なんです。
- インドネシアの海が好き
- イタリアで食べた料理が最高だった
- ジンバブエにもう一度行きたい
- アルバニアのブルーアイが必見
- やっぱりカナダだよね!
など、色々な答えが飛び出してきます。
興味深いと思うのが、同じ国のことを語っているのに人によって感想が全く違うという点です。
- インドが最高
という人もいれば
- インドは最悪
という人もいるのは、良くある話です。
タイが大好きで20回以上訪れているという人もいれば、イマイチ好きになれないと首を捻っていた人もいらっしゃいました。
多くの人が一括りにしてしまいがちなヨーロッパですら
- ラテン系の国(フランス、イタリア、スペインなど)が好きな人
もいれば
- ドイツやオーストリア、チェコのような中欧が好き
といった具合に好みが違います。
(個人的にはラテン系の国が好きです。でも実際に行ってみるまで気づいていませんでした)
つまり
- 旅行者によって、感想は異なる
- その国に対する思い入れ(文化や歴史の知識の有無、語学面での興味の度合い)に左右される
という点を考慮すると、やはり旅の満足度が一番高くなるのは
- 自分が「行ってみたい!」とワクワクする場所
ではないかと思います。
4. 「~すべき」の答えは自分しかわからない
さらに意見を述べるのであれば
- 海外旅行初心者が最初に「訪れるべき」国や地域なんて存在しない
と私は考えています。
今回あえて私は、この記事のタイトルに「~すべき」という表現を入れました。
普段生活をしていると、私たちは沢山の「~すべき」に出会います。
- 学テストで良い成績を取るべき
- 偏差値の高い大学に行くべき
- 安定した仕事に就くべき
こういった「~すべき」は私たちの行動を決めてくれる、わかりやすい指針です。
でも、それは本当に自分にとって「するべき」ことなのでしょうか?
「~すべき」という表現には
- 「~すべき」と言う側に利得がある
- 単なる思い込み
- 自分と相手を同じ位置に置きたい
- 同調意識の表れ
といった色々なパターンが想定されます。
優等生的に「~すべき」に従うことは、私たちの心を安心させますが、それはあくまで他人の主観に基づいた指標でしかありません。
それに沿うことは、安心と満足を与えはします。
でも「すべき」に従って気持ちを殺し続けると、少しでも逸脱したとき、何をどうしたらいいか自己判断できなくなる危険性があるとも思います。
(勿論、自分の意志と「~すべき」の内容に齟齬がなければ、問題はないですが…)
偉そうなことを言っているようですが「~すべき」というのはエモーショナルな表現で、私自身も無意識に多用していることはあるかもしれません。
また、気づかないうちに「すべき」の思い込みに苦しんだ経験もあります。
だからこそあえて強調したいのは、一人旅をしたいと思う理由は、人それぞれだという点なんです。
きっと
- 自由に旅したい
- 大好きなあの国を見たい
- 一人で好きなところに行きたい
といった、自分だけの動機を抱えている人も多いと思うんです。
確かに、治安の心配は必要です。
防犯は怠らず、現地の情報は、必ずチェックしましょう。
そのうえで行き先は、自分の心と相談して決めるのがベストだと思います。
「訪れるべき国や地域」というものがあるとすれば
- あなたが心から「行ってみたい」と思う場所以外にあり得ない
これが、この記事で私が1番に伝えたいことなのです。
5. 自分の行ってみたい場所をリストにするのも◎
もう1つおすすめなのは
- 自分が人生で一度は行ってみたい場所をリストにする
という方法です。
私も十代の頃に作ったのことがあるのですが
- アルバニアのブルーアイを見る
- モロッコの砂漠でラクダに乗る
- モン=サン・ミッシェルでクレープを食べる
といった旅行先を今でもメモに残しています。
▲実際に訪れたモン=サン・ミッシェルの夜景。達成した項目は、1つずつ地道に消しています。
このリストは重宝しまして、今でも眺めながら、旅行先選びのヒントにすることが多いです。
自分の行きたい旅行先をリストにし、その中から
- 比較的、日本と近く治安が良い(悪くない)国
をターゲットにして、最初の旅行の計画を立てると良いかもしれません。
6. 海外一人旅の前に国内一人旅に慣れる
「海外一人旅に行きたい」と思う人は男女年齢問わず
- 国内でも一人旅をするのが好き
な人が多いようにも思います。
海外一人旅も結局は、国内一人旅の延長に過ぎません。
なので海外一人旅に対する不安を無くす一番の方法は、やっぱり
- 国内一人旅に慣れておく
ことだと思います。
日本国内にも素敵な旅行地は山ほどあります。
私自身まだまだ、自分の生まれた国のことを学ぶ必要があると思っています。
色々な場所へ(可能であれば全ての都道府県へ)訪れてみたいと常々思っていますね。
7. 行き先と決意が固まったらきちんと準備
自分が訪問する国を決めたら、早速
- 航空券
- ホテル
を予約します。
どんなに弾丸旅行がしたくても、宿は最低でも当日~3泊分は予約しましょう。
航空券の予約方法については、こちらにも紹介しているので参考にしてください。
宿選びに関しては
- ゲストハウス
の利用がおすすめです。
ゲストハウスには同じように1人旅の方が多く滞在しているので、知り合いを増やすチャンスにもなります。
旅代も節約できますし、旅行の情報収集もしやすいはずです。
私はいつも
- ブッキングドットコム
をヘビロテしています。
最後に、旅行に必要な持ち物を揃えましょう。
順番は
- パスポート
- クレジットカード
- デビットカード
- スマホ
- スマホの充電コード
- モバイルバッテリー
- 変換プラグ
- 現金
- 必要ならビザ
といった現地では手に入りにくい必需品を、まずは確認します。
それから
- 洋服
- 下着
- シャンプー
- リンス
といった最悪なくてもOKで、現地ですぐに購入できる生活用品をそろえていくと無駄な荷物が増えません。
また私は、セキュリティポーチをこのうえなく愛用しています。
これがなかったら海外旅行に行けないのではと思うほどおすすめですし、海外一人旅初心者の方には心強いと思いますよ。
当然ですが1人旅は、他に頼れる人がいないので
- 盗難
- 詐欺
- 貴重品紛失
といったトラブルを第一に警戒してくださいね。
お金の管理は、本当に重要です。
バックパッカー旅行を希望の方は、リュック選びも大切ですね
ガイドブックに関しては、Amazonプライム会員であれば無料で
- るるぶの電子版
をスマホから読めます。
事前ダウンロードが必須ですがメジャーな国のガイドは、大体読めるはずです。
私もかなり使っていますので、ぜひ参考にしてください。
さらに
- 本
- 音楽
- 映画
を楽しめるので、観光地・空港・駅での待ち時間にかなり使っています。
(事前にダウンロードすればネットがつながらない場所でも使えるので、すごく便利)
私自身、海外一人旅でかなり助けられました。
ちなみにプライム会員は大学生なら6か月無料でお試しできるので、必見。
ぜひ学生の特権を活かして下さい。
まとめ|海外一人旅デビューがしたい初心者に向けて
ということで今回の記事では
- 海外一人旅したい初心者向け
に
- おすすめの国の選び方
- 1人旅の注意点・流れ
を簡単に解説しました。
治安に対する不安は当たりませですし、無理はしないのは大前提です。
ただ私も実際、初めて一人旅で訪れた国は「カンボジア」でした。
理由はただ一つ、アンコールワットが見たかったからです。
それほど治安が良い場所とは言えませんし、大失敗もありました。
初日は宿のベッドに横になりながら「もう帰国日まで外に出たくない」と真剣に悩んだくらいです。
でも今思えば、すごく思い出深い一人旅になりまして、あの時カンボジアにして正解だったなと思う気持ちが強いんです。
初めての一人旅は不安かもしれません。
でも、これから旅行に行かれる方にも、ぜひ
- 新しい一歩
を踏み出してもらいたいと思います。
また当ブログでは、海外旅行初心者向けの記事をたくさん書いています。
例えば、海外旅行に必須のオフラインマップ。
これがあればネットのない環境でも現在地や施設情報を確認できます。
レンタルWIFの選び方など。
ネット環境はトラブルに巻き込まれる危険性もあるので海外一人初心者であれば、確保するのが無難です。
旅行保険付きの無料クレジットカードもおすすめです。
少しでもお力になれたらという思いですので、ぜひ旅行準備の参考にしてくださいね。
それでは最後まで記事を読んでくださり、有難うございました!
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