ゴルナグラート展望台へ行くときの注意点|服装・装備に要注意
今回の記事ではスイスの
- ゴルナグラート展望台
に行ったときの旅行記をまとめたいと思います。
ちなみにゴルナグラート展望愛というのは
- 最高点の標高は3,130m
- 絶景&氷河が見れる
という場所で、ツェルマットの街から山頂まで鉄道に乗って訪問することができます。
ゴルナグラートでは、今までの人生の中で、五本指に確実に入る絶景を見ることができたのですが
- 何も下調べや準備をせずノリだけで行った
ので大変でした。
展望台から山を下り、ハイキングしたのですが
- 道に迷って半ば遭難の危機に陥った
場所でもあります。
需要は少ないかもしれませんし、私みたいな馬鹿野郎はいないかもしれません。
ですが体験記を書くことで
- これからゴルナグラート展望台に行く人
が私のような目に遭わないよう注意喚起ができれば幸いです。
1. 必ず防寒着を着て行くこと
当たり前のことかもしれませんが
- 最高点の標高は3,130m
- =寒い
ので、必ず防寒着を着てゴルナグラート展望台に足を運びましょう。
私が訪れたのは
- 8月の夏真っ盛りの時期
でした。
山登り経験がほとんどない私は
- 寒いといっても肌寒い程度だ
と楽観的に考えて、完全に夏の格好で鉄道に乗車しました。
列車はぐんぐんと山を登っていきます。
(わぁ~!すごい~♡)
とノリノリだったのですが、山頂で下車した途端に
寒っ
思ったより氷河との距離が近くて、生唾をごくり。
大感動したのですが
寒すぎて全然ゆっくりできない
とガクガク震えながら、さっと身を隠すように展望台の中に引きこもりました。
ちなみに周りを見ると、みんな完全に防寒対策をされていました。
寒すぎて、せっかくの景色に集中できなくなるので
- 必ず防寒着を着ていく
と頭に入れておいてください。
あまりに重いものだと荷物になりますので、マウンテンパーカーを利用するのが最適だと思います。
2. ゴルナグラート鉄道の料金&途中下車利用について
ゴルナグラート展望台からは
- 氷河
をすぐ近くに見ることができます。
鉄道の写真も撮れるので、カメラ好きの人は楽しいはずです。
十分に絶景が堪能できるので、特にハイキングに興味がなければ
- 展望台への往復チケット
を購入すればよいと思います。
参考までにツェルマットから乗ることのできる
- ゴルナグラート登山鉄道
についてもメモしておきます。
2020年現在は
- 運行:6月上旬~10月下旬
- 所要:33分
- 片道:51CHF
- 往復:102CHF
となっています。
シーズン中であれば、だいたい24分間隔で発車します。
ゴルナグラート展望台からハイキング(途中下車利用)
ただ私の場合は、ゴルナグラート展望台から
- ハイキングしたい
と考えたので、チケットを少し変えて購入しました。
また、スイスハーフフェアカード(半額チケット)を事前購入していたので半額になりました。
具体的には、行きで
- ゴルナグラート展望台
- ※半額(23.5CHF)
を利用しました。
そこからゴルナグラート展望台を満喫した後に
- 歩いて「Reffelberg」まで下山
しました。
そして再び列車に乗り
- 「Reffelberg」~「Reffelalp」
- 半額(9CHF)
という区間を利用し、再び「Reffelalp」から歩いてツェルマットに戻りました。
なので合計で
- 32.5CHF
で済みました。
私が旅行した当時(2017年)は
- ツェルマット〜ゴルナーグラート往復
- 通常料金CHF98.00
だったので、かなり出費を抑えられたと思います。
参考までに要所の地図も作成しました。
下山するときは、ゴルナグラート鉄道線路の左サイドを進んで湖に向かってください。
以下、途中下車利用などを行い、ゴルナグラート展望台から徒歩で下山した流れをメモしておきます。
3. ゴルナグラート展望台~Riffelbergまでの道のり
まずゴルナグラート展望台から
- Riffelberg駅
までの道のりですが、これが
- 思った以上に険しい道のり
で、すごく反省しました。
展望台から下るのに、急こう配の砂利道を下らなくてはいけません。
※写真では伝わりにくいかもしれませんが、かなり急。
このような道がずっと続いています。
たまに自転車乗りの方が軽やかに上から下ってきて、すごいなと吃驚しました。
当然、おりてくる人たちは皆
- 登山用のステッキ(トレッキングポール)
を片手に持っています。
ノリで来てしまった私にはそんなものはありません。
※展望台の中に登山グッズ売り場もありましたが、どうにかなるかと思い、購入もしませんでした。
悪いことは言わないので
- 必ず山歩きの装備
をして下山するように強くおすすめしておきます。
必ず人の流れについていくこと
私の場合は初めから
- 道を間違えてしまい迷子
になりました。
嫌な汗が、すっと背中を伝いました。
来た道を戻り、別の道へ。
でも、また道が無くなってしまうという感じでした。
気づけば周りには他の登山者もおらず、独りぼっちで呼吸も荒くなり
遭難
の不吉な2文字が脳裏を過りました。
焦って周辺を歩き回ったところ、目の前に団体の登山者を発見。
(しかも、日本人だ…!)
ということで、ちゃっかりさりげなく後ろからついて行き、難所を乗り切ることができました。
ということで
- 山歩きに詳しくない人
は無理して下山すると、パニックになる可能性も高いです。
展望台から個人で歩くときは
- 装備をしたうえで下山
- 必ず人の流れについていく
この2点は絶対に覚えておきましょう。
ちなみに私は
- グーグルマップのオフライン機能
を頼りに下山しましたが、山ではあんまり当てにならないと感じました。
マップよりも
- 人のいる方に歩いていく
のが大切かと思います。
自分の勘だけで歩くのは駄目です。
4. マッターホルンと湖
ゴルナグラート展望台からも素晴らしい景色が見れますが
- 湖
を見ることはできません。
- 展望台~Riffelberg駅
を歩いていくと、なかなか素敵な湖とマッターホルンの景色を拝むことができました。
ただ結構、歩きました。
展望台から下ってしばらくすると、大分道が緩くなります。
ちなみに先ほどから写真に所々写っている、先端の尖った山がマッターホルンです。
振り返って「この道を良く下りてきたな」と思いながら撮影した1枚。
高山植物が咲いていたりと景色が少し変わってきます。
下へ下へと歩を進めるにつれて、白よりも、緑が視界に入ってくるようになります。
道に迷った際、さりげなく後ろについていった日本人旅行客の方と、少しお話をしたのですが、その中の一人の御老人が
「夢の世界みたいやなぁ」
ってため息交じりに言っていました。
それが、何だかすごく記憶に残りました。
さて、似たような景色が続くのですが、しばらく歩くと湖が!
これが見たかったんだよ、と近づいて撮影開始です。
- 雲・風が全くない日
には、湖にキレイな逆さマッターホルンが映るそうです。
が、条件がそろうのはなかなか厳しいだろうなと感じました。
水辺には小さな白い花が沢山咲いていて、可愛らしかったです。
5. Reffelberg駅に到着
さて、その後も道は続く。
黙々と歩を進めて、ゴールの駅へと向かいます。
特に何かがあるというわけではありません。
ただ、一本道をまっすぐに歩いていきます。
自分の歩いてきた道が遠く、細い線のようになっています。
ずっと先の方に見える景色が好きなんですよね。
最初は道に迷って冷や汗ものでした。
が、結果としては良い時間を過ごすことができたなとも思いました。
ようやく目的地が見えてきました。
この先もずっと下山を続ける人も多くいるようでした。
が
- 「Reffelberg」~「Reffelalp」
は、難所も多いという情報をネットで拾っていました。
素人の私にはここまでで精いっぱいだと判断し、列車に乗ったのは正解だと思います。
私はこの後、さらにReffelalpという駅で途中下車。
ツェルマットまで歩いて帰ったのです。
が
- Reffelalp~ツェルマットまでの道
- 外国人登山者はゼロ
でした。
イメージとしては地元の方の愛用する林道(トレッキングコース)という感じでした。
途中険しい道もありましたし、あまりおすすめはしません。
ただツェルマットの町はずれの景色を見ることができて、楽しくはありました。
なので特別な理由がなければ
- 「Reffelberg」~ツェルマット
まで、そのまま列車に乗って帰ってしまったほうが楽だと思います。
まとめ|ゴルナグラート展望台と途中下車について
ということでツェルマットから訪問できる
- ゴルナグラート展望台
に関する情報をまとめておきました。
まず
- 山頂は寒いので防寒対策をする
というのが第一条件です。
かつ自分の足で下山するのであれば
- 山歩きの装備
をきちんと用意してから列車に乗りましょう。
展望台からの道のりは
- 急こう配
- 砂利道で負担大
- トレッキングポールがあると◎
という感じなので、特に山歩きに慣れていない人が
- 自力で下山するなら人についていく
のが大事です。
繰り返しになりますが、ゴルナグラート鉄道の切符に関しては
- 当日購入
しました。
2017年情報ですが
- ツェルマット⇒展望台:23.5CHF
- Reffelberg⇒Reffelalp:9CHF
の半額価格だったのは、良かったです。
山歩きをするときは、必ずオフラインマップで方角を確認。
人のいる方向に進むように気を付けてください。
ツェルマットでおすすめの山歩きコース
ちなみにツェルマットで一番おすすめなのは
- スネガの散策コース
だと思います。
- 湖も多い
- 展望台が素敵
- 軽装備でも負担が軽かった
最高に楽しかったので、週に1度歩いてもいいなと思いました。
スネガパラダイスに関しては、こちらの記事にまとめているので参考にしてください。
スイスでの山歩きは
- 簡易的なリュックを持っていくと◎
だと思います。
服装・持ち物の注意点なども多くありますので、スイス旅行の持ち物はこちらにまとめました。
宜しければ参考にしてください。
何にせよスイスは本当に満足度の高い国でしたので、ぜひ多くの方に足を運んでもらいたいです。
写真の何百倍も壮大な景色が見れます!
それでは、最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (2件)
危うく遭難だったんですね(笑)
でも、そのくらいチャレンジしないと素晴らしい景色には出会えないのかもしれませんね。
のっけておいたのは僕のYahoo!ブログです。
お暇な時に遊びにきてくださいませ。
でわ失礼します。
アキさん
こちらにもコメント有難うございます!
このときは結構焦りまして、山をなめてはいけないなと反省しました。
ブログのご紹介も有難うございます!
犬の写真がかわいくて、ほのぼのしました(^-^)
それでは、今後とも当ブログを宜しくお願い致します。