瀬戸内国際芸術祭「犬島」旅行記|3時間で回れるアートの島に訪れた感想

今回の記事では瀬戸内国際芸術祭でお馴染みの

  • 犬島に関する旅行記

をまとめたいと思います。

一言で感想をまとめると、島全体がアートという感じの面白い場所でしたよ。

ぜひ多くの人に、機会があれば訪れてほしい島なので

  • 犬島の雰囲気が知りたい人
  • アクセス方法が知りたい人
  • 展示内容が気になる人

にとって、少しでも有益な記事になれば幸いです。

目次

1、フェリーに乗って、犬島へ

さて、私が犬島を訪問したときは、瀬戸内国際芸術祭の島巡りの最終地点として

  • 豊島(家浦港)

から、フェリーに乗って訪れました。

(値段は片道1250円と少し高めの料金設定でした)

フェリーの規模は小さかったですが、座席はしっかりしていて、船酔いする私でも特に問題はありませんでした。

※具体的に私が島巡りしたルートに関しては、下記事にまとめているので参考にして下さい。

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フェリーを下りると、すぐ目の前にテントがあります。

そこで

  • 帰りのチケットを購入すること
  • フェリーの時刻を確認すること

を促されました。

※私の場合、帰りは宝伝港行きのフェリーに乗ると伝えたところ、時刻になったら戻ってきてチケットを買えばOKです、と教えてもらいました。

目立つ建物は非常に少なく、海がきれいだなとのんびりした気持ちになりました。

2、犬島精錬所美術館のチケットを購入する

フェリーから下りると、すぐ正面に目立つモダンな黒い建物があります。

この案内所でまず、犬島精錬所美術館のチケットを購入することにしました。

近づいてみると

INUJIMA

という文字が見えて、なんだかワクワクしました。

中には、お土産コーナーやカフェなどがあります。

私はここにあるロッカーに荷物を全部預けてから、美術館のチケットを購入しました。

ちなみに犬島は、瀬戸内国際芸術祭の作品鑑賞パスポートを持っていても

  • チケットを購入しなければ中に入れない

です。

  • 営業時間:9:00〜17:00
  • 2060円
  • 15歳以下無料
  • 休館日:火曜日(3月1日〜11月30日)

というのが基本情報になります。

休館日である火曜日にうっかり足を運ばないように、気を付けてくださいね。

3、犬島精錬所美術館の感想

実は、ずっと足を運んでみたかった犬島。

廃墟っぽいところに足を運ぶと、とてもワクワクして冒険してる気分になりますね。

道が不安で、カウンターのお姉さんに尋ねると

「建物を出て、右手にまっすぐ進んでください」

と教えられました。

建物をでると、青空の下にだだっ広い平地がずっと続いていました。

奥に見える煙突のようなものが犬島精錬所美術館です。

これがまあ、ずっと歩くんですが

なかなか美術館にたどり着かない!

炎天下で影1つない道のりなので、歩いてるだけで汗がダラダラと流れてきます。

ようやくたどり着いた看板がこちら。

一度足を踏み入れたら二度と出れない刑務所の入り口みたいで、少し怖かったです。

銅製錬所の遺構の隙間を縫うようにして足を進めていくと、ようやく美術館の入り口が見えてきました。

100年以上前に建てられた製錬所をベースにした、独特な美術館の佇まいに期待を膨らませて、身構えます。

いざ、念願の犬島精錬所美術館訪問です…!

 

~30分後~

 

いやあ…

これは一体、何なんだろう……

 

と、思っている間に展示を見終わっていました。

個人的には面白かったのですが、一人で中に入ったのでちょっと怖かったです。

というのも写真撮影できないので、なかなか伝えにくいものがあるんですが、暗い。

闇の迷路って感じです。

暗所恐怖症の人は訪問を控えた方がよいかもしれません。

美術館を出た後は、少し周りを散歩。

遺構と海になじんで、眺めているだけでしみじみできる景色でした。

>犬島精錬所美術館|公式HPはこちら

4、パンフレットを頼りに島巡り

犬島精錬所美術館を思った以上にあっさり後にしてしまったので、残りの時間は島巡りに充てることにしました。

何も知らない状態で島に行くと

  • 道がわからない
  • 全部回り切れるかな…

と非常に不安だったのですが、いざ島巡りをしてみると規模が小さく、迷うこともなく、徒歩で簡単にまわることができました。

私の場合は、瀬戸内国際芸術祭のパンフレットを購入していたので、持ち歩いて鑑賞をしました。

地図もわかりやすく展示写真も含まれているので、この本を頼りに歩くと、どこにどんな展示があるかイメージしやすく、非常におすすめです。

展示作品は、外に置かれているものが多く、どのアートも島の一部として融体している様が非常に印象的でした。

写真撮影NGのものが多いので、あまり紹介できず心苦しいのですが、島巡りがとても楽しかったです。

私のおすすめは、島の一番奥にある

  • 犬島くらしの植物園

という場所です。

犬島の入り口から一番遠い場所にあるので、正直私も訪れるのをやめようかなと思いました。

(ほかのプロジェクトより1つだけ離れています)

でもせっかくなら全部回ろうと、頑張って歩いて訪問したのですが

すっごくメルヘン

という感じの場所でした、これは女性におすすめです!

  • 「植物ができることをすべて体感できる」

というテーマの施設なのですが、緑に囲まれたちょっとした休憩所のようになっています。

フリーのお茶をいただいてベンチに腰掛けたり

鶏を追いかけまわして遊んだり

インコやらオウムやらカラフルな鳥たちに話しかけたり

なにここすっごい癒される~

そんな具合に、非常に居心地がよい植物園でした。

放し飼いにされている鶏たちが、幸せそうに庭を走り回っていて、ほっこりした気持ちになれます。

ちなみに途中にあった建物には、大きな犬の像があって面白かったですよ。

スタート地点から少し距離はありますが

  • 思ったほど遠くない

と感じたので、犬島に訪れる際はぜひ一番端にある植物園まで足を運んでみてくださいね。

5、島の景色とアートを両方楽しめる

私はぐるっとすべてのアートをめぐりましたが

  • 途中で看板がいくつもある

ので、道に迷うことがありませんでした。

不安を感じても、看板通りに展示をめぐっていけば、最終的にぐるっと回って船着き場に戻れるようなルートになっています。

アート巡りも楽しいですが、個人的には海の美しさにやられてしまうものがありました。

思った以上にすぐに島を回ってしまったので、次のフェリーがくるまで案内所で待機することに。

コッペパンを食べつつ、のんびり時間を過ごすことができました。

食事に関しては

  • 島内にランチを行っている店がある

ので、気になる食事処をあらかじめチェックして訪問するとよいと思います。

(私は豊島で昼食をとってから、犬島に訪問しました)

6、犬島から宝伝港、そして岡山駅へ

船着き場に行くと、すでに人がずらっと並んでいて慌てて列に。

チケット売り場の女性に「トイレ行っても間に合いますかね?」とのんきに聞いたところ

  • 宝伝港行きは、人でいっぱいになったら出発しちゃうから早めに乗りな!

とご助言いただき、すぐに飛び乗りました。

宝伝港行きは

  • 本数が多い
  • 乗船時間は10分
  • 値段は片道300円

と非常に手軽です。

時間をきちんと考えて乗れば、宝伝港からJR岡山行きの直通バスに乗ることができます。

※港に着くと、係の人が岡山駅直通バスに乗れる「西宝伝臨時バス停」に行くよう指示を出されていました。港から少し歩いた場所にあるバス停で30分ほど待ち、そこから直通バスに乗ってJR岡山駅へ。運賃は750円(ただし芸術祭会期中のみ)です。

ちなみに宝伝港からJR岡山駅はバスで片道1時間の距離です。

こういった点も公式ガイドブックに詳しく記載されているので、参考にするのがおすすめです。

まとめ|瀬戸内国際芸術祭で「犬島」一人旅した感想

ということで今回の記事では

  • 瀬戸内国際芸術祭で訪れた犬島

について簡単にまとめてみました。

内容としては

  • 案内所でチケット購入する
  • 美術館までの道のりが長い
  • 島は徒歩散策
  • 3時間あれば十分回れる規模
  • 食事処もあり
  • 宝伝港からの船が近くて安い

という内容でした。

注意点としては、島散策をする際に歩くことになるので必ずスニーカーで訪れましょう。

また私は炎天下での散策だったので、非常に汗をかきました。

体調を崩さないようにご注意ください。

島巡りの1つとして訪れるのもおすすめではありますが

  • 岡山駅から出発
  • 宝伝港から犬島へ
  • 日帰りで岡山駅へ

という日帰り訪問も、十分可能です。

関西圏に住んでいる方(特に岡山に近いエリアに住んでいる人)はちょっとした日帰り旅行にもおすすめできる場所だと感じました。

ちなみに犬島は、犬より猫の方が多かったです。

展示内容としては、個人的には美術館の中の内容よりも

  • 島巡りそのものが楽しかった

です。

海が本当にきれいで、のんびり島を散策するのがとても楽しかったですよ。

ただ犬島は本当に「アートの島」という感じで、良くも悪くもその島に住んでいる住民の暮らしのようなものが垣間見るのは難しい場所でした。

その点でいうと、私は住民とすれ違ったり、島に住んでいる人の暮らしとアートが一体化している男木島の方が好きかなと感じたりします。

ただ好みは人それぞれなので、ぜひ瀬戸内国際芸術祭をきっかけに、多くの島に足を運んでほしいと思います。

それでは最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!

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