ブログに「吹き出し」は必要?私が一切ソレを使わない理由
今回の記事では
- ブログの「吹き出し」
について自分なりの考えをまとめてみたいと思います。
ちなみにブログの吹き出し、というのは以下のようなものです。
今日はニンジンを食べたよ
私もニンジンが大好きよ!
最近のブログって、割と吹き出しが主流というか(WordPressで運営している人はほぼ8~9割使っている?)よく見かけますよね。
あまり考えたことなかったのですが、私のように吹き出しを使っていないブロガーは多分少数派だと思います。
今からでも吹き出し使ったら?
ブログに吹き出し使うのは
当たり前よ!
など色々な意見があるかもしれません。
が、実は自分なりに説明できるくらいには「吹き出しを使わない」明確な理由があるんです。
ということで需要があるか不明ですが、吹き出しを使っていないという珍しい(?)立ち位置から見解をまとめてみます。
最初に明記しておきますが、この記事はブログで吹き出しを使うことを否定している記事では全くありません。あくまで私個人が使わない理由を書いているものとお考えください。
それでは、いってみましょう!
かなり多い!ブログで吹き出しを使うメリット
まずはブログで吹き出しを使うメリットから、簡単にまとめてみます。
一般的に、よく言われそうなメリットを大きく分けると
- 地の文が読みやすくなる(=易しさ)
- 記事にメリハリが生まれる(=視覚的に)
- アイコンなど印象に残せる(=ブランディング)
- ボケ&ツッコミの演出(=ユーモア)
などがあると思います。
順にサクッと見ていきましょう。
地の文が読みやすくなる(=易しさ)
まず、よく言われるのが地の文が読みやすくなるという点です。
吹き出しで地の文で書いている小難しい内容を、サクッと要約してしまうことで文章の難易度を簡単に下げることができます。
本というよりマンガ的な要素が記事に生まれるといったら良いのでしょうか。
文を読むのが苦手な人も
コレなら簡単に読めそうだな!
と肩に力を入れず、目を通すことができるようになるかもしれません。
ブログ記事は、なかなか最後までしっかりと読んでもらうことができません。
読者が記事を読む心理的ハードルを落とすという意味で、かなり効果的な手法です。
記事にメリハリが生まれる(=視覚的)
コレもよく言われそうな点ですが、吹き出しを使うことで記事にメリハリが生まれます。
というのも、長々と代わり映えのない文章を読んでいると
飽きた!面倒!長い!
という理由で、記事を最後まで読まずに離脱してしまう読者がいるかもしれません。
なので吹き出しを使って記事にメリハリを作ることで、読者を飽きさせないメリハリを生むことができます。
吹き出しは読者に対する
サービス精神の表れなのね!
ブログの記事はほぼ読まれないものと思って、工夫をするという考え方はとても大切なものだと思います。
アイコンなどを印象に残せる(=ブランディング)
次に重要な点が、ブログのブランディングです。
たまたまブログに訪れた人が
- アイコン画像
- 使われている名前
などを記憶して、ファンになる可能性はあるかもしれません。
SNSを積極的にやっていれば、同じアイコンを使って集客すればより容易にフォロワーを集められそうです。
ブログに訪れた人の記憶に残るようにブランディングし、少しのチャンスも逃さずにアピールを行う。
アイコンを工夫すれば、ブログの独自性を強調することもできます。
このように考えるなら、もはや吹き出しの利用は必須と言っても過言ではないかもしれません。
ボケ&ツッコミの演出(=ユーモア)
さらに挙げられるのが
- ボケ&ツッコミの演出
という役割です。
利用するキャラクターにボケ&ツッコミの役割を与えて、記事の内容にユーモアを足すことができます。
記事にクスッと笑える箇所を演出し、少しでも読みやすい記事にする。
そういった工夫に繋げやすいということです。
吹き出しって便利だな~!
吹き出しって最高なのね!
吹き出しのデメリット?(私が吹き出しを使わない理由)
ここまでまとめたように、吹き出しにはかなりメリットが多いです。
普通に考えたら使ったほうがいい気がします。
となると当然
じゃぁ、なんで吹き出し使わないの?
となると思うので、以下私が吹き出しを使わない理由(デメリット?)について書いていきたいと思います。
具体的には
- 強烈な既視感
- あえて狙いたい逆張り
- 地の文が途切れる
- ふきだしを自分が読まない
- スベるのが怖い
- アングラな記事が好きだから
- ブログの専門性があまり高くない
という感じです。
それでは以下、サクッと見ていきましょう。
強烈な既視感
まず1つめの理由が、強烈な既視感です。
というのも吹き出しを使っているブログが多すぎて、逆に没個性につながってしまう側面がある気がするんです。
とくに
- アフィリエイトブログに多い
気がします。
いや、お前が言うのかよってツッコミは置いといて「この記事で必死に売りたいのかな…?」と個人的にちょっと警戒してしまうブログもあるんですよね。
アフィリエイトに対して否定する気はゼロで、むしろ熱量のあるレビュー記事や綿密に設計されたサイトとか大好きですし、すごく憧れます。
でも「また吹き出し使ってる系のブログか…」というような心理が、ブログというものに好意的な私ですら少なからず起きるわけです。
ということは、同じように感じてしまうユーザーもいるのではないか、と。
そう思うと、逆説的に吹き出しを使わないことで読者の警戒心を解いたり「このブログちょっと違うな」と思わせることができるんじゃないか、と考えているというのが1つ目の理由です。
あえて狙いたい逆張り
1つ目と似たような理由になるのですが、基本がひねくれ者なので
みんながやってると逆にやりたくない
みたいな心理が強いんです。
世の中に吹き出しを使っているブログが増えれば増えるほど「逆に、吹き出し使わないようにしよう」って考えているところはあります。
吹き出しを使わないと、ブログが書けないというわけでは決してありません。
あまりメリットないかもしれませんが
- 多くの人が吹き出しを使ってる
- →あえて吹き出し使わない
というのは、一つ考え方としてはアリなんじゃないかな…と自分を正当化しているような感じです。
地の文が途切れる
吹き出しを使わない最大の理由が、コレです。
というのも、基本的にブログの記事って読者に読まれない(=流し読みされてしまう)のを前提に書かないといけないと私は考えています。
でも
読んでほしいじゃないですか?
傲慢な願いかもしれないんですが、可能性は低くても読者の人に
地の文も読んでほしい
なので個人的には、地の文から吹き出しのつもりで(すべてを読者への語りかけになるように心がけて)書きたいんです。
お前の心がけなんて知らねぇよと言われたらそれまでなんですが。
やはり文を読んで自然な流れになるようにしたいですし、地の文が記事の書き手(=語りそのもの)というブログが、ずっと理想なんです。
つまり
- 吹き出し
- 地の文
を分けずに、思わず読み入ってしまう文章というのが(あくまで個人的な)目標ということです。
そう思うと吹き出しをいれると地の文の流れが止まる(ブツブツと切れる)感じがするので、私としてはあまり使うという発想にはならないということです。
吹き出しを自分が読まない
次に、これも私自身の傾向なんですが
- 吹き出しは読まない
ことが多いです。
なんというか「いやいや結論を教えてくれよ…」「さっきも同じこと書いてたやん…」「その情報、別にいらないよ…」みたいに思って流してしまうことが多々あります。
その最大の理由はおそらく
吹き出しは
書き手のセンスがモロに出る
からです。
というのも吹き出しを使うことで当然、すごくわかりやすかったり、印象に残ったり、魅了されて読みたくなっちゃうブログも実際にあるんです。
その差がかなり激しい、ということです。
自分にセンスがあって、吹き出しを華麗に使いこなせればいいのですが、それって結構難しいのでは、と。
吹き出しを使えば簡単に読みやすい記事を書けると思ってる人もいるかもしれません。
が、意外と奥が深くて難易度が高いのがブログにおける吹き出し効果なのではないでしょうか。
簡単そうなものほど
案外に奥が深いよね
そう思うと、意外と考えて使わないと逆効果になる気がします。
なんとなく多用するのではなく、きちんと理由をもって吹き出しを使わないといけないと思うとハードルが高いということです。
スベるのが怖い
先ほど挙げた、センスが出やすいとほぼ同じ理由なんですが
単純にスベるのが怖い
というのも理由の一つです。
吹き出しを使って、架空のキャラクターに自作のボケツッコミを語らせる度胸がなく、それを読んだ読者の背筋が凍る事態をできる限り避けたいという思いはある気がします。
吹き出しを使うと、ボケツッコミがしやすいというのは一理あるでしょう。
確かに、キャラを2種類作って左右交互に配置し、喋らせるだけなので簡単に作れます。
でも、笑いのハードル上がりませんか?
わざわざ吹き出しでセリフ状にし、読者にとってほぼ初見の設定謎キャラ(もしくは自分のアバターなど)にボケツッコミのやり取りをさせて、目立つように配置するんですよ。
結構難易度高めで、笑いの勝負師になる覚悟が必要だな、と感じます。
逆に地の文でボケたりツッコんだりした方が、笑いのハードルが低い気がするんです。
サラッと流してもらえそうな気がするし「この人今ボケたのかな…?(ま、いっか)」みたいな感じで、多少スベってもダメージが低そうな気がします。
なので、関西人として極力スベるのを避けたいという防衛本能も1つ理由になっている気がします。
アングラな記事が好きだから
これもかなり大きな理由なのですが
- アングラ感を演出したい
という気持ちもあります。
アングラとは
1 商業性を無視し、独自の主張をする前衛的で実験的な芸術。または、その作品。1960年代に米国で発生して、日本にも普及した。映画・演劇を主とする。「アングラ芸術」
2 非公式または非合法であること。「アングラ新聞」
3 出所不明であること。「アングラ資金」
goo辞書から引用
個人的には、昔のインターネットのアングラ感というか、ネットの海の底に転がっていそうな超ディープな記事みたいなのがすごく好きなんですね。
吹き出しを使ってるブログって、たしかに
- キレイ
- 模範的
- 読みやすい
- 今風
- 教科書的
ともいえるような、すごくメジャーでキラキラした雰囲気があります。
そういうブログにはそういうブログの良さが勿論あるんです。
が、こうなんていうか感情剥き出しの手記とか。
いかにも書き殴られた感じのレビューとか、内容があまりに専門的でディープとか、この人の人生どうなってんだ…と不安になる日記とか。
偶然出会った時に、ちょっとしたお宝を見つけた気分になって、リピートしたくなる、ついつい覗きたくなる、そういうアングラ感のあるブログって良くないですか?
個人的には、読み耽ってしまうことが多いんです。
で、やはり共通点としては
- 非商業的な雰囲気
- (良い意味で)剥き出し感がある
- 型にはまっていない
という感じがするので、なるべく崩したいと思うんです(なかなか難しい点ではあるかもしれません)
アングラ好きと言いながら、私はブログの収益化も好きですし(結局のところ頭が固いので)自然体でありのまま剥き出しの記事を書くセンスには乏しいです。
なので、半地下くらいが理想ということですね。
ブログの専門性があまり高くない
最後に、ブログにおける吹き出しが最も効果的に機能するのは
- 地の文と吹き出しのギャップ
が大きい時だと思うんです。
このギャップが大きいほど、記事にメリハリが生まれて吹き出しの存在意義が高まる気がします。
このパターンに特に当てはまるのが
- 専門性が高い
- 素人には難しい
- 地の文がかたい
といったパターンで(その意味では詳細な商品&サービス説明が多い)アフィリエイト系の記事との相性は、やはり良いかもしれせん。
あとは、ブログ全体が何か一つのテーマに対する初心者向けの解説サイトになっているパターンです。
- キャラA(教える側)
- キャラB(教えられる側)
と役割をふって、地の文の解説を噛み砕くパターンの解説記事、読みやすいです。
さらに、ひつじアフィリエイトさんみたいに吹き出しのキャラがサイトの顔になると完璧なんだろうな、と思います。
ただこのブログは雑記ブログですし、地の文がそもそも柔らかめで、ブランディングの意識も低めです。
なので、吹き出しを使うという発想には至らなかった、という理由でした。
まとめ|吹き出しのメリット&デメリットを考えて決めればOK
ということで今回は
- ブログの吹き出し
を私個人が使わない理由について、まとめてみました。
繰り返しますが、吹き出しを使うことを否定する気はなく、単に私の好みで使わない選択をしているだけという話でした。
またこの記事を書いた理由としては
- 吹き出し苦手
- あまり使いたくない
- でも使わなきゃいけないのかな…
みたいに悩んでいるブロガーさんがいるなら「吹き出しはブログの絶対条件ではない」と思えて気がラクになるかなと考えたからです。
逆にキャラクターが好きだったり、吹き出しでモチベーションあがるなら大いに使うべきかもしれません。
ブログの書き方に、ルールはないと思います。
皆がやっているという理由で採用するのではなく、ちゃんと自分なりの理由をもって使うのが理想なのだと思います。
ちなみに吹き出しの役割が、地の文とのメリハリだと考えるなら
こういう感じで吹き出しに文章をいれることもなくなるんじゃないかな?つまり長すぎる文章を吹き出しにいれるくらいなら、地の文にそのまま書けばいいからね。しかもスペースが狭くて読みにくいし、読者のスクロールの手間は増えるし、会話形式ならではのテンポも消滅するし、なにより息継ぎって大事だよね。
PCで見るときと、スマホで見たときの表示が異なるのも確認したほうがいいかもしれません。
他にも
- 短文
- 話題の切り替え
- 第三者の視点挿入
- 筆者の主観挿入
など、吹き出しの役割やメリハリを意識すれば、使いすぎも減らせる気がしますよね。
こういうことを色々と考えると大変だな…と面倒くさがり屋の私は気が引けてしまう、もしかするとこれが最大の吹き出しを使わない理由かもしれません。
ということで、需要があるかどうかわかりませんが、どなたかの参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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