楽天カードの海外旅行保険の注意点は?【海外旅行初心者向け・簡単解説】
今回の記事では
に付帯する海外旅行保険の情報をできる限りわかりやすく解説します。
まず、基本情報として
- 楽天カードは無料発行
できるクレジットカードで、年会費などは一切必要ありません。
かつ
- 審査がやさしい
ので、学生・フリーター・専業主婦といった収入面に不安がある方も手軽に発行できます。
また
- 楽天でショッピング
する際に、ポイントが付きやすくなるので買い物時に得することが多いです。
以上のように使い勝手も良く、人気無料クレジットカードの1つではあるのですが、さらに
- 海外旅行保険
が付帯していると知らない人も多いと思います。
ということで以下、海外旅行する人が少し得する楽天カードの海外旅行保険に関する情報をまとめてみたいと思います。
旅行に出かける予定のある方は、ぜひ参考にしてください。
※海外旅行保険とクレジットカードの関係については、こちらの記事に詳しくまとめているので参考にしてください。
1. 楽天カードの海外旅行保険補償額は?
まず確認しておきたいのが、カードに付帯する
- 海外旅行保険の補償額
です。
以下、項目別にこのような金額になっています。
補償内容 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 最高200万円 |
疾病治療費用 | 最高200万円 |
賠償責任(免責なし) | 最高2,000万円 |
携行品損害(免責金額3,000円) | 最高20万 |
救援者費用 | 最高200万円 |
注目すべきは、無料のクレジットカードでありながら
- 最高2000万円
が補償されるという点でしょう。
ただしこれは、自分が亡くなってしまった場合や事故で後遺症を負った場合に限られます。
多くの人が注目すべきは
- 傷害治療費用
- 疾病治療費用
が、最高200万円まで補償されるという点です。
海外旅行先では思わぬ
- 病気
- ケガ
が原因となり、莫大な医療費を請求されてしまったという話も聞くものです。
ちなみに無料クレジットカードのなかで1番傷害・疫病保険の額が高いのは
- エポスカード(270万円)
になります。
200万円という額はそれに次ぐ額です。
楽天カードは無料クレジットカードの中でも海外旅行保険額が高めのカードになります。
たった1枚のカードを発行するだけで、いざというとき数百万円のお金が無駄にならずに済む。
この点は、海外旅行前に絶対に知っておきたい情報の1つともいえるでしょう。
2. 楽天カードの海外旅行保険は「利用付帯」
楽天カードの海外旅行保険は
- 利用付帯である
という点も旅行前に絶対に知っておきたい情報の1つです。
実は、クレジットカード付帯の海外旅行保険は
- 自動付帯
- 利用付帯
の2種類があります。
自動付帯は「エポスカード」のように、持っているだけで保険が適用されるカードのことです。
一方で、利用付帯は
- 旅行に関する支払い
を該当カードで行った履歴がないと、保険が適用されません。
「楽天カード」の場合は
- 自宅から出発空港までの交通費
- 海外旅行代金
どちらかを、日本を出国する前にカード決済で行う必要があります。
といっても全く難しい話ではありません。
以下、具体的に見ていきましょう。
① 自宅から出発空港までの交通費
まずは
- 自宅から出発空港までの交通費
を確認していきます。
これは単純に、自宅から空港までの移動手段として利用した
- 電車
- バス
- タクシー
- 飛行機
の支払いを楽天カードで行っていればOKです。
金額は1円以上であれば良いので、かなりハードルが低いとお分かりいただけると思います。
(途中区間だけの利用もOKになります)
ただし
- 出国後は適用外
になります。
例えば、海外旅行先でタクシーを利用したときに楽天カードを使っても遅すぎるということです。
必ず
- 日本にいる状態
- 空港までの交通費(一部でもOK)
と理解しておきましょう。
②海外旅行代金
交通費を楽天カードで支払う機会がなければ
- 海外旅行代金
の支払いでもOKです。
具体的には
- 海外航空券
- 旅行代理店のパックツアー
この2ついずれかの料金になります。
こちらも
- 出国前
の決済であることが条件で、金額は1円以上というハードルの低さになります。
ちなみに私の場合は
- 海外航空券
を楽天カードを利用して、支払うように癖付けしています。
対象外となる支払い
注意点は、以下の支払いは保険適用の対象外になってしまうという点です。
具体的には
- 空港利用税
- 国内・海外宿泊
です。
ホテルの代金は、例え出発前に日本国内で事前決済していても条件としては認められません。
この点、要注意が必要です。
また、空港へ移動するまでに
- 自家用車
- レンタカー
を利用する場合にかかった費用も、条件の適用外になります。
例えば、空港までのガソリン代や駐車料金などをカードで支払っていても対象外です。
3. 楽天カードの海外旅行保険は最長3か月
次に気になるのが
- 楽天カードの保険期間
です。
基本的に多くのクレジットカード付帯の保険は
- 最長3か月
という条件になっています。
国・地域は問わないので、いかなる国の旅行でも利用することができます。
楽天カードの公式HPには
日本出国日から3カ月後の午後12時(24時)までの旅行期間に限り、海外旅行傷害保険が付帯されます。
と明記されていますね。
当然、旅行ではなく
- 短期留学
の場合も同条件で利用することができます。
楽天カードは審査もゆるくて発行しやすいです。
なので90日未満の留学を検討している学生には、非常におすすめしやすいカードだと思います。
4. 海外旅行保険は何度でも適用可能
海外旅行が好きで
- 年に何度も旅行する
という人も中にはいらっしゃると思います。
楽天カードは
- 出国の度に保険が適用される
という仕組みなので、持っている限り何度でも永遠に保険適用されます。
例えば1年のうちに
- 3日間韓国に行く
- 帰国
- 1か月タイに行く
- 帰国
- 3か月ヨーロッパに行く
- 帰国
といった旅行をしている人でも、帰国の度に保険がリセットされているので常に海外旅行保険が適用されている状態です。
※ただし前述したように、利用付帯なので新規の旅行前にカードで支払いするのを忘れないようにしましょう。
あくまで出発日から3か月なので、小まめに旅行する人にとっては有難い仕組みともいえます。
5. 楽天カードの海外旅行保険の欠点
ただし、楽天カードの海外旅行保険には
- 欠点
も幾つかあります。
まず、死亡時の保険は
- 傷害死亡のみ
です。
つまり海外旅行先で、病気が原因となり死亡しても保険は一切おりません。
※治療費・入院費は最高200万円まで補償されます。
なので(おそらく少数ですが)
- 重い持病がある
場合は、最悪の事態に備えて手厚い疫病死亡保険に加入した方が良いと思われます。
もう1つは海外旅行保険を利用するにあたって
- 楽天カード1枚だけ
を頼りにするのは、保険額的に厳しいという点です。
特に海外での
- 傷害治療費
- 疾病治療費
は数百万円の額が予想されるので、200万円では心もとないと思われます。
ただ傷害・疾病治療費用の項目は
- カードを合算
することができます。
つまり
- カードA 疫病・傷害保険200万
- カードB 疫病・傷害保険270万
- カードC 疫病・傷害保険200万
- A+B+C=670万円
という具合に増やせるということです。
楽天カードを含め、海外旅行保険付帯の無料クレジットカードの数は限られています。
きちんと情報を調べて複数枚所有すると、十分な額になって海外旅行保険代金を節約できるという理屈です。
この点も知識として、ぜひ知っておいてほしい点だと思います。
6.海外旅行好きに楽天プレミアムカードが人気な理由
もう1つ知っておきたいのが
の存在です。
実はこのカード、海外旅行好きにすごく人気の1枚なんです。
まず、海外旅行保険の金額が
- 通常の楽天カードよりも高い
です。
保険の種類 | 楽天カード | プレミアムカード | 差額 |
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 | 5000万円 | 3000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 | 300万円 | 100万円 |
疾病治療費用 | 200万円 | 300万円 | 100万円 |
賠償責任(免責なし) | 2000万円 | 3000万円 | 1000万円 |
救援者費用 | 200万円 | 200万円 | |
携行品損害(免責金額3,000円) | 20万円 | 50万円 | 30万円 |
それだけではありません。
楽天プレミアムカードを所有している場合は、特典として
- ラウンジ利用
ができるんです。
具体的には楽天プレミアムカードを持っていると
- プライオリティパス
というものが無料で発行できます。
これを持っているだけで、海外(世界148か国)・国内の空港ラウンジを利用できるようになるんです。
ちなみに空港ラウンジでは
- 無料WiFi
- 無料の飲食
が可能なほか、会議室やシャワールームの利用できるラウンジもあります。
以下、各国のラウンジ利用者の口コミを集めてみました。
https://twitter.com/aoi0712/status/1123923236226510849プライオリティパスが神様すぎる!!
まさかのシンガポール19時間滞在やねんけど、めちゃ役立ってる。
お酒、ご飯、シャワー、wifi、マッサージチェアと環境最高すぎる🥺
シンガポールはプライオリティパス天国で10箇所程ラウンジある。ラウンジはしご楽しい
仕事してからシンガポールの街へくりだそ! pic.twitter.com/RSgWARI5Ef— まさこ (@macha_tabi15) November 26, 2019
ワシントンDC到着!
ターキッシュエアウェイズのラウンジ。シャワールームでさっぱりしました。こじんまりはしてるけど、良いラウンジ。プライオリティパスでも入れる。 pic.twitter.com/RpJSr6CRyB— TAI (@TAI_numat) February 2, 2020
ちなみに楽天プレミアムカードの年会費は
- 11,000円(税込み)
です。
しかし、これは決して高い金額ではないと思います。
というのも特典として無料発行できる、プライオリティパス(プレステージ)は本来
- US$429(約45856円)
だからです。
何度でも空港ラウンジが利用できるようになるので
- 1年に何度も旅行する人
- 中長期で複数国周遊する人
は事前に発行しておくと、かなり役立つと思います。
そのうえ、楽天ポイントも貯まりやすい仕組みになっており、色々な面で楽天プレミアムカードはお得度の高い1枚といえるでしょう。
まとめ|楽天カードの海外旅行保険を利用する前に
ということで、今回の記事では
- 楽天カードの海外旅行保険
を利用する前に知っておきたいポイントをできるだけわかりやすく解説してみました。
ポイントとしては
- 利用付帯
- 保険期間は3か月
- 傷害・疾病治療:最大200万
という点が基本になります。
\CHECK NOW/
また、利用付帯の条件として間違えやすそうな
- 出国前
- ホテルの支払いは適用外
という条件にも利用時には注意しましょう。
実際に利用している感想としては、気づいたら
- ポイントがたまる
ので、海外旅行に行かない人でも持っていて損することはないと思います。
登録不備でカスタマーサービスに電話をかけたこともありますが、非常に丁寧な対応で好感を抱くものもありました。
学生や専業主婦の方でも審査に通りますし、お得なショッピングもできるので最初の1枚としても選びやすいカードです。
入会特典でポイントも付くので、キャンペーンをチェックしてみるのもおすすめです。
(私は2000ポイント頂きました)
それでは最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。
繰り返しますが、海外旅行保険付帯の無料クレジットカードは複数所有して合算するのが無難です。
その他「エポスカード」など海外旅行保険に強いクレジットカードについては、こちらの記事でも紹介しているので参考にしてください。
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