シオンに1泊*スイスの田舎町&丘の上の城から絶景満喫してみた感想
今回の記事ではスイスで、ふらっと立ち寄った
- シオン
について、記録を残したいと思います。
シオンに関しては
- 聞いたことない町だな…
と思う人が大半だと思います。
私自身も、ツェルマットに宿泊したかったのですが宿がなく
- シオンにたまたま安い宿があった
という安直な理由で、足を運びました。
一言でいうとシオンは
笑っちゃうくらい平和な町
でした。
あまりの長閑さに惚れ惚れし、街歩きをしながら写真を撮影することも多かったです。
あまり訪れる人はいないかもしれませんが
- スイスのシオンに興味がある方
の参考になる記事を書ければ幸いです。
1. スイスの田舎町!シオンの行き方
最初に確認したいのが
- シオンのアクセス方法
です。
シオンは
- ツェルマットから列車で2時間
の距離にあります。
私はローザンヌに向かう途中で1泊立ち寄りました。
窓から見える景色も、とても牧歌的です。
車掌さんの挨拶がドイツ語から「ボンジュール」に変わっていたのが印象的でした。
2. シオンの街の雰囲気&治安は?
ぼんやり景色を眺めながら列車に乗っていると、シオン駅に到着。
こじんまりした小さな駅でした。
ゲストハウスにチェックインした後、ふらっと街歩きに出かけました。
シオンは山間のとても小さな町で、これといった観光場所があるわけではありません。
けれども一歩踏み出して、すぐに気持ちが高揚するのがわかりました。
こじんまりとした町なのですが
本当に平和~♪
という感じ。
小さな映画館があって、思わずニヤニヤ。
外壁のセンスが良くて、思わずカメラを向けてしまいました。
思わずカメラを向けてしまいたくなるような可愛らしい景観が多いです。
例えば、パリやブリュッセルの街を歩いているときは、常にピリピリと警戒しています。
トラブルに巻き込まれないように気を張っている状態でした。
スイスはそれが一切ないんです。
とりわけ、このシオンという町ではそれが顕著でした。
ゴミもほとんど落ちていません。
遠くに見える山並みが綺麗で、最高のお散歩日和という感じでした。
ただアジア人が1人でうろうろと観光しているのが希少なのか
- 珍しそうな目で見られる
ことが何度かありました。
レストランなどは地元の人で賑わっているので、少し入りにくいかもしれません。
3. 丘の上のトゥルビヨン城に向かう
私がシオンに来た理由の一つは
- 丘の上にある城に登れる
という情報を小耳にはさんだからです。
ということで、Googleマップを頼りに目的のお城
- トゥルビヨン城
に向かいます。
シオン駅から
- 徒歩25分
- 1.8㌔
ということで、街歩きついでに向かいました。
お城が近づいてくると、傾斜が目立ちます。
杖を突いたご老人がお散歩している後ろで、ゼイゼイしている私。
石畳も美しいです。
坂を上りきると
- トゥルビヨン城(Valere Basilica)北
- ノートルダム・ド・ヴァレール大聖堂(Valere Basilica)
という案内看板があります。
とりあえず左手にあるトゥルビヨン城に登ってみることにしました。
意気揚々、石段を登り始めたのですが…
ガクガクガクガク
高すぎて怖い…
(えー!!!?)
なんとここにきて、まさかの高所恐怖症が発動!
ちなみに振り返ると
- シオンの超絶景
を目にすることができました。
ですが、脚が文字通りガクガクに。
もたもた時間をかけて、這いつくばるようにして頂上まで上りました。
油断して登ると危険ですので
- 足腰の弱い方
- 高所が怖いという方
は覚悟して石段を登ってください。
必死の形相で登った丘の上の景色はというと…
おーう♡
これはこれは、素晴らしい景色です。
達成感
という感じでした。
ちなみに、お城の雰囲気はこんな感じ。
廃墟ですね。
趣があって個人的には好みでした。
丘の上からノートルダム・ド・ヴァレール大聖堂を見下ろすと、こんな景色を撮影することができました。
なかなか画になりますね~!
大満足だったのですが、下りるときも大変だった…!
ちなみに私が震えている隣を、小さな男の子が駆け抜けるように下りて行きました。
なので、私が高いところが苦手なだけなんだと思います。
難儀ではありましたが、登ってよかったなと思える風景でした。
駅からの地図も貼っておきますので、宜しければ参考にしてください。
4. おすすめの宿「シオン・ユースホステル」
丘に登れて絶景を見れて、満足。
明るいうちにゲストハウスに戻って、夕食を作ることにしました。
今回、私がシオンで宿泊したのは
という宿でした。
台所がありましたので、節約もかねて自炊しました。
白ワインもグラスに注いで、ちょっと贅沢に♡
スイスは外食費も馬鹿にならないので、節約バックパッカー旅行では自炊は避けて通れないですね。
この日は、なかなか上手に料理ができて大満足。
自分が作る料理が一番だな
と、この時は超絶自己満足に浸っていたのですが
- 翌朝出てきた朝食に感動
これまで数々の格安宿に宿泊し朝食を頂きましたが、これだけ贅沢な食事は珍しいです。
フルーツ、シリアル、チーズ、ハム各種に加え、バター、蜂蜜、ジャムといった調味料が惜しみなく用意されていました。
材料費にどれだけお金をかけているんだろうと驚いてしまうほどです。
感動して食べるの必死で写真をあまりとることができなかったのが、残念で仕方ありません。
この朝食だけでも宿泊する価値があるのではないかと思うくらい、充実していました。
施設整備も特に不自由なかったです。
広々としたキッチンと談話室もありました。
そもそも観光客も多くないので、非常に快適に過ごすことができました。
駅からすぐと立地も良いので、シオンに旅行に行かれるという方はぜひ参考にしてください。
まとめ|スイスの平和を堪能できる小さな町・シオンの感想
ということで、今回はスイスで訪れた
- シオン
という町を観光した記録でした。
まとめるとシオンは
- ものすごく平和な町
- トゥルビヨン城から絶景が見える
のですが、高所恐怖症の人は気を付けてください。
節約したい人は
を利用すると美味しい朝食も食べられて、良いという内容でした。
しかし本当に平和な町でした、シオン。
スイスは一緒に散歩している老夫婦を見かけることが、すごく多かった。
あと小さな子供と一緒に遊んでいる父親という組み合わせ。
パリでチューしてたカップルの倍くらい多かった。
歩きながら、割と真顔で
「この町の市民に生まれたい」
と呟いてしまいました。
ツェルマットも近くて週末にすぐ遊びに行けちゃいます。
治安も良いし、自然は多いし、子育てには最高な環境だろうな、と思いました。
でも小さな町だから…
日本の田舎同様、隣人の知り合いは親せきみたいな窮屈さもあるのかもしれません。
ここで育って大人になった娘も都会に憧れて「私、パリに行くわ」とかなんとか言って。
夢を追って家を飛び出して、都会に染まっていくのです。
ある日、ふっとメトロの自販機で飲料水とか買った瞬間に
「おかしなものね…アルプスの水はタダで飲み放題だったのに…」
と笑いながら、満員電車の雑踏の中に消えていくのでしょうか。
そんな妄想をしてしまうほど、平和な町。
スイスのフランス語圏の小さな町シオンでした。
それでは、最後まで記事を読んでくださり有難うございました!
コメント
コメント一覧 (4件)
いつもおもしろい記事をありがとうございます。楽しく読んでいます。特に一人旅記事が大好きで、自分も一人旅が好きなので次はここもいいなあと夢見ながら楽しんでいます。
スイス、とてもいい国ですよね!物価は高いですが、行く価値は存分にあると思いました。
こちらのシオンという場所は存じ上げなかったのですが、次にスイスに行く機会があったら立ち寄ってみたいです。
サンドイッチを持って歩くだけで充実した旅になりそうな美しい風景ですね!
ゆきんこさん
コメント有難うございます!旅行記はどれも時間をかけて書いているので、感想を頂けると、とても嬉しいです。
スイスは本当に素敵で、また行きたいなと心から思っています。
ただ、物価は確かに高かったです…。
シオンは良くも悪くも”地味”な町なのです。日本の田舎町みたいな長閑さで、のんびりとお散歩するには最高でした(^^)
私もスイスはまた行きたいと考えています。
他にもいろいろな町に訪れてみたいです。これからも旅行記を増やしていけたら、と思っていますので、今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
それでは、失礼いたしました。
はじめまして。シオン、20代に2泊滞在したのでとても嬉しく拝見しました。アメリカ語学留学のルームメートが、出身で彼女の自宅に宿泊しました。丘も登り掲けていただいた写真も見覚えのあるものばかり。
もう30年前なのに。
文通していましたが、お互い結婚、引っ越し等で、実家の住所に、だいぶ前手紙出したきりで、音信不通です。
何回も、写真コメント拝見し、想い出にひたっています。
ありがとうございました。
たかこさん
コメントありがとうございます。シオンに滞在されたご経験があるのですね…!
シオンは小さな町だったのですが、何故だかすごく気に入るものがあって訪問して良かったな、と感じています。
昔は今のようにネットもありませんし、人とつながるということが難しくもあったと思います。
30年の月日が経っても、丘の風景は変わりませんもんね。
コロナで旅行に行けなくなってしまい、すごく落ち込んでいて…旅行ブログをやる意味を見失っていたのですが、コメントを読んで色々と考えさせられるものがありました。
おこがましいかもしれませんが誰かの記憶の引き出しをそっと開けられるような記事を書く、という気持ちをもってもよいのかもしれません。
こちらこそ素敵なコメントありがとうございました!