ワルシャワ半日街歩き*1人でポーランドの首都を観光してみた旅行記

今回の記事では、私が半日だけ観光したワルシャワ旧市街の様子や、観光の感想をまとめてみたいと思います。

もしかすると「ワルシャワ」と聞いただけでは

  • え?ワルシャワってどこにあんの?

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

一応ワルシャワというのは

  • ポーランドの首都

になります。

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が正直なところ、ポーランドの観光都市クラクフと比較すると、どうにも存在感に欠ける首都ともいえます。

実際私自身、足を運んでみましたが

  • クラクフで十分だったかな?(汗)

と思ってしまったのが本音です。

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けれど個人的にポーランドはとても好きな国なので、当記事では少しでも首都であるワルシャワの魅力を伝えることができればと思います。

  • ワルシャワに行こうか悩んでる
  • クラクフとの違いが知りたい

というポーランド旅行希望者の参考になれば幸いです。

目次

1、クラクフからワルシャワへ移動する方法

私の場合は、クラクフからワルシャワは高速バスで移動しました。

  • 片道6時間以上かかった
  • 値段は7.4€(約1000円)
  • ワルシャワに着いたのは夕暮れ時

でした。

正直ちょっと失敗したなと思います。

というのも予定では乗車時間は4時間半だったのですが、渋滞で6時間かかってしまったからです。

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▲クラクフ~ワルシャワ間の車窓からの風景

ちなみに私が利用したのは「FlixBus」という高速バスです。

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こちらヨーロッパ周遊時に大変お世話になったバス会社になります。

▶Bus travel through Europe | FlixBus

高速バスでクラクフ~ワルシャワを移動すると、片道約1000円の激安価格です。

ただ乗車時間が長く、負担が大きかったので旅の時間が限られてる人は、クラクフ~ワルシャワの移動であれば列車利用の方が効率は良いと思います。

列車なら

  • 片道2時間半
  • 2等車5900円~(変動有)

で移動することができます。

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宜しければ参考にしてください。

▶ヨーロッパ鉄道の乗車券・周遊パス予約|レイルヨーロッパ【公式】

2、宿泊するなら旧市街周辺がベスト

もう1つ失敗したなと感じたのが、ゲストハウスの所在地です。

私は元々ワルシャワに興味があったので

  • 旧市街以外の街の様子も見てみたい

と感じ、観光のメインとなる旧市街から少し離れた場所にあるゲストハウスを予約しました。

街にはトラムもありましたが、散歩好きなのでゲストハウスから30分ほど歩いて、旧市街に向かいました。

実際に旧市街以外を散歩して感じたのは

  • 旧市街以外はフツーの都市だった

ということです。

当り前と言えば当たり前なんですが、私のように明らかに観光客という人間はほとんど歩いてなかったです。

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街の景観として異国を感じるものもなく、日本にいるときと同じくらいの感覚で歩きました。

(よく言えば、治安の心配は要らないということです)

正直、旧市街以外はあまり見るところもなく

  • トラムに乗ればよかったな

と歩き始めて5分くらいで後悔してしまいました。

観光地としてのワルシャワの見どころはあくまで、旧市街

なので宿を予約するときも

  • 迷うことなく旧市街へのアクセスが良い宿

を優先して選ぶことをおすすめします。

3、旧市街の景観は?

とことこと歩き続けると広い公園にたどり着きました。

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Googleマップで確認してみると、どうやらこの辺りが旧市街の入り口になるようです。

更に歩くと、噴水にたどり着きました。

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サスキ公園という名の公演だそうで、中央駅から徒歩圏内です。

緑が多く、落ち着きがあります。

晴れた日は散歩などすると心地よいだろうなと思いました。

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更に歩を進めると、無名戦士の墓がありました。

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こちらは、第一次世界大戦とポーランド・ソビエト戦争で祖国のために戦った戦士を祀ったものになります。

1925年建造と意外に古いものなんですね。

というのも、このサスキ公園(庭園)という場所には、かつて宮殿がありました。

(かの有名なショパンも幼いころ、この宮殿内の邸宅に暮らしていたそうです)

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でも第二次世界大戦で破壊されて無くなってしまったんですね。

20世紀の大戦もそうですが、ポーランドは地理的にも不幸を背負いやすい国なのか、歴史の中でも3回分割されていて、国自体が消失してしまうという悲劇を経験しています。

(ポーランドは1795年から第一次世界大戦後の1918年に独立を回復するまで、なんと123年間も消滅していた国なんです)

ショパンの曲がどこか悲哀に満ちているのも、こういった動乱の最中にあった祖国への思いが少なからず影響しているのかもしれませんね。

(とかなんとか言ってみる)

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ちなみにワルシャワは空港の名前もワルシャワ・フレデリック・ショパン空港です。

(私は今回行くことができなかったのですが)

ショパン博物館という建物もあるので、これから訪れる方はぜひ足を運んでみてください。

さて、少し脱線しましたがサスキ公園から歩いて数分で、ワルシャワ旧市街のエリアにたどり着きました。

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この辺りから街の景観が変わってきます。

思ったよりも人通りが少ないです。

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観光のパンフレットなどによく紹介されている広場は、このあたりかなと思います。

が、やはりあまり活気がないと感じました。

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全体的に観光客は非常に少ない印象でした。

ただその分、のんびり街歩きもできたので散歩には良かったかなというのが感想ですね。

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特に何かがあるというわけではないので、ただひたすらに歩いていました。

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人が少ないので通りも静か。

そういえば途中、路上で中学生くらいの男の子がエド・シーランの「Thinking Out Loud」を一生懸命弾いていて、その演奏が小路に響き渡っていたのが、すごく印象的でした。

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クラクフはどこを歩ていても誰かが楽しそうに演奏やパフォーマンスをしていて、観光客から熱い眼差しを浴びているんです。

でも、ワルシャワにはそれがない(笑)のほほんとしていました。

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トコトコと歩を進めているうちに、旧市街市場広場に到着です。

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建物の愛らしさが特徴的ですね。

昼間だったらもっと素敵な写真が撮れたかもしれません。

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とりあえずここを観光(散歩?)の目的地にしていたので満足という感じでした。

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4、レストランは多くあるので心配の必要なし

ワルシャワの旧市街散策は

  • 途中にいくらでもレストランがある

ので食事には困らなかったです。

この日はポーランド最後の日だったので、ポーランド料理が食べられるレストランに足を運びました。

お一人様なのにテーブルの上の蝋燭を灯して下さって、何だか恐縮。

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ちなみにこの日は、調子に乗って注文しすぎて大変なことになりました。

ちょっと頼んだものを紹介してみると…

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スープ

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パン

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じゃがいも団子f:id:eno1081:20190319182256j:image

とりあえずビール

という感じで、1人で座っているテーブルが一杯の量になってしまいました。

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ここに更に付け合わせの山盛りピクルスがあったのですが、私の顔を見てウエイトレスのお姉さんがニコッと笑って皿を下げてくださりました。
(ありがとうございました)

個人的にポーランド料理は口に合って美味しかったです。

あとこれだけ食べて飲んで

  • 41.5ズルチ(約1250円)

だったので、やっぱりコスパいいんですよ

ね。

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もっとポーランドで外食したかったので、やっぱりこういう時は一人旅ではなく、誰かと食事を分け合いたいなと思いました。

5、治安は良好

夕食後、のんびり旧市街を歩いて、そのまま宿へ帰りました。

日が落ちた夜の旧市街の路地は、街灯が少なく、ひっそりとしたものでした。

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旧市街入り口付近の夜の様子。

クラクフと比較すると、少し寂しい雰囲気でした。

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ワルシャワだけでなくポーランドにいる間思ったこととして

  • 治安は良好
  • 女性一人旅も心配なし

ですね。

アジア人観光客が少ないので、あまり観光地で混みあう場面もありません。

のんびりと街歩きをしたい人には非常におすすめです。

この旅行でポーランド、更に好きになってしまったのでまた訪れたいなと考えています。

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まとめ|ポーランドの首都ワルシャワの半日街歩き

ということでポーランドの首都ワルシャワを半日観光した感想をまとめてみました。

感想としては

  • 高速バスだと渋滞で時間かかる可能性大
  • 観光の中心は旧市街
  • クラクフと比較すると活気や見どころはない

というのが素直な感想です。

もっと時間があれば、ショパン博物館を含めて色々と回りたかったので残念です。

先にも述べましたが予算に余裕があるなら列車での移動を強くおすすめします。

クラクフと比較した感想としては

  • クラクフが良すぎて比較にならない

というのが率直な意見ではあります。

正直、比べてはいけないかなとも思います。

というのもクラクフは、ヨーロッパで巡った都市の中でも5本の指に入るくらいに観光地としての満足度が高かったからです。

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▲クラクフはとにかく活気があって、夜も光に満ちていました。観光地として毎日全精力を注いているという感じです。

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▲ワルシャワは良くも悪くも人が暮らす街という雰囲気でした。

でもこれはあくまで外国人から見た「観光地」としての評価です。

突然ですが世界史でポーランドという国の名が特に際立つのが、1939年。

ナチス・ドイツによるポーランド侵攻です。

この大戦でワルシャワの街85%が灰となり、66%の市民(85万人)が犠牲になりました。

なので今回紹介したワルシャワ旧市街は、戦後国民が未来の平和を願って全て「再見」したものになります。

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古い図面や写真や風景画を元に、その復元は「壁のひび一本まで忠実に」行われたと語られています。

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こういった経緯がありますから当然「歴史地区」の割には、壁の装飾はハイカラで新しいです。

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何も知らない状態で歩けば、もしかする「ワルシャワ歴史地区」はヨーロッパ他国の歴史地区と比較して

  • 何だか物足りない
  • 趣が感じられない

と漠然と物足りなさを抱くかもしれません。

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それは、その通りなんだと思います。

正直な話、同じポーランドの古都クラクフと比較すると趣も少なく、見どころもあまりないのがワルシャワなんです。

観光地として賑わっているとも、正直言い難いでしょう。

けれども「再現」ではあるものの国民の熱い思いを汲み、あくまで「歴史地区」として世界遺産に登録されている、やはりその経緯をもってポーランドの堂々たる首都なのかなと思うところもあります。

そして長い時を経て、この都市が今では観光地としては退屈と言えるほどに「平穏」に包まれていることの意味は非常に大きいのではないか、と感じた次第です。

個人的には、訪れて後悔はありませんでした。

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ポーランドはぜひまた訪れたい国の1つですね。

それでは最後まで当記事を読んで下さり、ありがとうございました!

当記事が皆様の旅の一助になれば、幸いです。

補足*旅行の手配の仕方

一人旅の手配の仕方は大きく分けて

  • ツアー参加
  • 個人手配

の2通りだと思います。

大手2大旅行会社のプランでは、食事・宿泊費込みで非常にお得なものも多いので、一度チェックするのは◎だと思います。

▶H.I.S(エイチ・アイ・エス)で海外・国内旅行を検索

▶JTBで海外旅行を検索

何だかんだでパッケージツアーは安心度が高く、サポートも手厚いと思います。

ちなみに私の場合は、自分で航空券と宿泊予約ををして中欧を周遊しました。

個人手配で旅券を予約する方法などは以下の記事を参考にしてください。

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